
前後編にわたるエピソードだったわけだが、いや実に最高。このシーズンに通じる謎だった秘密組織「トーチウッド」の全貌が明らかにされただけでなく、クライマックスはサイバーメン対ダーレクの戦いという、まるで盆と正月が一緒にやってきたかのような出血大サービスを見せつけてくれたのです。ミッキー君の意外な帰還もカッコ良かったし、何よりも<白テキスト>ドブスのローズが番組を降板する</白テキスト>ことが自分には嬉しかったなあ。 俺は前ドクターを演じたクリストファー・エクレストンのファンだけど、ドクター役に限って言えばデビッド・テナントが実にハマっていて実に素晴らしかった。コメディ・タッチでのらくらしてるかと思えば、次の瞬間にはシリアスな演技をしたりと、ドクターのつかみどころのない性格をコロコロ変わる表情によってうまく表現していたと思う。
それにストーリーも前シーズンに比べて手慣れた感じがあって、奥の深いものばかりだったかな。「エンタープライズ」や「ギャラクティカ」みたいに既存のストーリー展開やキャラクター設定によってガチガチに束縛されず、かといって「アウター・リミッツ」みたいに散漫な内容にもならないまま、遠い未来の惑星や平行世界など、さまざまな「もしもの世界」のセンス・オブ・ワンダーを経験させてくれるという意味では、最近では本当に希有になってしまった上質のSFドラマだといえよう。
ラストのオチはさすがにちょっと場違いだけど、まあ次のシーズンにつながるものだからね。次にドクターを見られるのはクリスマスだということなので、半年近くも新しいエピソードが見られないのは残念だけど、そろそろスピンオフ・シリーズ「トーチウッド」が開始されるはずだから、とりあえずそちらに期待しよう。
やっと日本に帰ってきた。あー疲れた。仕事的に見れば不毛な結果に終わったかもしれないけど、まあいいや。 フランクフルト以外はミュンヘンやベルリンに行ったんだけど、ドイツの全体的な印象としては緑が多くて通りがきれいに整理されている(ゴミもない) 一方、街のどこかしらで大きな工事が行われてて、古い教会なんかとモダンなガラス張りの建物が混在して建っているといったところか。これはつまり大戦で大方の建造物が爆撃されて空き地がたくさんできたことに起因してるんだろうけど、ほんの10数年前まではベルリンの壁があって殺伐としてたところにも現在はソニーセンターをはじめとする高層建築がボコボコ建っていた。ああいういうのを目にすると、「崩壊する新建築」という名を持ち、工具を楽器にするアインシュテュルツェンデ・ノイバウテンのようなバンドがドイツから出現したのか何となく理解できるような気がする。しかし東京だって同じ時期に焼け野原になったわけだが、その後の復興の仕方(町づくりとか)が全然違っているのは興味深い。木造とレンガ建築の違いなのかな。
