WHERE DID THE ORDINARY PEOPLE GO?

XTCがついに新曲を発表した!!おうおう。いったい何年ぶりなんだろう。 しかも今回はシングルとしては比較的珍しく、コリン・ムールディングがボーカルをとっている。曲の展開もどことなくコリン風で懐かしい。ちょっと反動的(?)な歌詞も彼らしいかな。曲調は「アップル・ビーナス」の頃を彷彿とさせる、ストリングスが効いた感じなので彼のベースがあまり聞けないのが残念といえば残念だけど、これを皮切りにまたアルバムをたくさん出してくださいな。

これに合わせてiTMS USのカタログもずいぶん充実してきたみたい。XTCってデモ・トラックとかシングルB面とかに隠れた名曲が多いものだから、こうして過去のライブラリが容易に購入できるようになるのはファンにとって非常に嬉しいのです。とりあえず「Meeting Place」の12インチ版のB面に入ってた「Troubles」とか、ゲームのサントラに提供された「Cherry In Your Tree」、ファンクラブ限定のカセットテープに収録されてた「Everything」などといったレアな名曲がまた聞けるようになるのを切望するばかりです。

「EXTRAS」鑑賞

英国BBCの大傑作コメディ「THE OFFICE」で一躍有名になったリッキー・ジャーヴェイス&スティーブン・マーチャントの新シリーズ「EXTRAS」のシーズン1を鑑賞する。 タイトルから分かるように映画のエキストラの世界を舞台にしたシリーズで、ジャーヴェイスが演じる主人公アンディは役者になることに憧れて、銀行員の職を捨ててまで映画界に入ったものの、エキストラばかりやらされて一行の台詞もろくにもらえない毎日を送っている。彼はどうにかして大きな役をもらおうとプロデューサーやスターに接近するものの、逆にトラブルを招いてしまう…というのが各エピソードの大まかな内容。これに彼のエキストラ仲間で、いつも撮影現場でいい男を見つけようとするマギーという女性の話が絡んでくる。

アンディとマギーの他にも、マーチャント演じるひたすら無能なエージェントとか、アンディのライバルなんかが準レギュラーとして登場するけど、「THE OFFICE」に比べるとレギュラー同士のやりとりの面白さは少ないかな。その代わり毎回、撮影中の映画のスターや監督役としてベン・スティラーやサミュエル・L・ジャクソンなんかがゲスト出演して、本人の役を奇妙に演じるのがシリーズの大きな特徴になっている。尼さんの格好をしてテレフォン・セックスを教示したがるケイト・ウィンスレットとか、企画中の映画のプロット(自分が超能力者で、周りの女性の服がすべてずり落ちてしまう、という滅茶苦茶なもの)を真面目に語るパトリック・スチュワートの姿が面白いのなんのって。特にスチュワートは「スタートレックTNG」までネタにするものだから、俺の頭の中ではピカード艦長のイメージがガラガラと崩れていきましたよ。

ラフ・トラックがなくて、気まずいシチュエーションで笑いをとるスタイルなんかは「THE OFFICE」と同じなんだけど、主人公のアンディはデビッド・ブレントよりもずっと地に足のついたキャラクターだし、役をもらえないエキストラたちの苦労とか、人気の盛りを過ぎたスター(特にイギリスのローカルな有名人)の悲哀なんかがストーリーに含まれていて、意外にもドラマ色が強い内容になっている。「THE OFFICE」がドラマのあるコメディだったとしたら、こっちはコメディのあるドラマといった感じかな。自分もエキストラをしたことがあるので、主人公たちにはちょっと共感してしうまうのです。

どうしても「THE OFFICE」と比較すると劣っているように感じられる「EXTRAS」だけど、「THE OFFICE」もシーズン2およびクリスマス・スペシャルがあったからこそ、あそこまで素晴らしいシリーズになったわけだし、とりあえずシーズン2が始まったらまた観てみよう。ちなみに今度はマドンナやブラッド・ピットが出演をウワサされているとか。

‘West Wing’ Actor John Spencer Dies at 58

「ザ・ホワイトハウス」こと「WEST WING」のレオ役で知られる俳優、ジョン・スペンサーが心臓発作で死去したとか。マーティン・シーン演じる大統領の参謀としていい感じを出していた役者だけに突然の他界が惜しまれる。 というか現在放送中のシーズンでは次期大統領選の真っ最中で、彼は民主党の副大統領候補という非常に重要な役を演じていたわけだが、今後の話の展開はどうなるんだろう。

「I’m Alan Partridge」 鑑賞

前から観たかったイギリスのコメディ番組「I’m Alan Partridge」のシーズン1全部をダラダラと観る。 奇抜なキャラクターを創作することで有名なコメディアン、スティーブ・クーガン(「24 Hour Party People」の人だよ)が演じる主人公アラン・パートリッジはBBCラジオのさえないDJ。彼は有名人気取りでカッコつけようとするものの、ひたすら失態と失言を繰り返して周囲の人々の気分を害していく…というのが各エピソードの大まかな流れ。その場の雰囲気など考えずにヤバい発言を連発するパートリッジの姿が抱腹絶倒ものなんだけど、この面白さはうまく文章じゃ表せないなあ。

気まずいシチュエーションを見せて笑いをとる、というスタイルは後の「The Office」に近いものがあると思う。こっちはラフ・トラックが入ってるぶん従来のコメディ番組に近いけどね。「Brass Eye」のクリストファー・モリスもちょこっと出演してた。こういうシュールなギャグで笑わせる番組ってのは、やっぱりイギリスが得意だなあ。アメリカには「Curb Your Enthusiasm」があるけど、あれもちょっと雰囲気が違うし。

最近では「80デイズ」みたいなハリウッドのガキ向け映画などに出演してるクーガンだけど、また毒のあるキャラクターを演じてほしいものです。

米パラマウント、ドリームワークス買収で合意

ロイターより。パラマウント自体はここ最近ろくなヒット映画がないはずなんだけど、親会社のバイアコムは金持ってんなあ。いろんな子会社からちまちまと利益を上げてんだろうか。 でもこれって、ドリームワークスの経営が成り立たなくなって安く売られたということなんだろう。アニメ部門なんて、ピクサーに対して露骨に質より数で勝負してたからね。ライブラリもそんなに多くなくて、唯一の強みはスピルバーグくらいだったし。前にちょっと仕事したことあるけど、映画スタジオというよりも弁護士事務所みたいな会社だったなあ。一方のパラマウントは、ひたすらリスクを削減することに力を入れる保険屋のようなところだし。

それで日本の配給関係とかはどうなるんだろう。角川が株主してるからあんま変わんないのかな。