100 BULLETS vol.8: THE HARD WAY 評


そいでもってもう1冊はブライアン・アザレロ&エデュアルド・リッソのクライム&ミステリー作品「100 BULLETS」第8巻。個人的には現在月刊ベースで発行されているシリーズの中では間違いなく最高のものなんだけど、この巻に収められているストーリーも非常に出来がすばらしく、読んでて背筋がゾクゾクしてくる。 ニューオリンズ(洪水前だよ)を舞台に、様々な登場人物の思惑が交差し、暴力が暴力を呼ぶプロットが陳腐にならないまま展開していき、一方では今までの謎のいくつかが解明されながらも、さらに大きな陰謀の渦へとストーリーが巻き込まれていく流れが実にいい。また過去と現在の出来事が錯綜しながら起きていっているのに、話がまるで複雑にならず読者の興味をかき立て続けるスタイルをとっていることも特筆すべきだろう。

ストーリーもさることながら、アルゼンチン出身のアーティスト、エデュアルド・リッソのアートがまた相変わらず見事で、ニューオリンズの街の雰囲気や登場人物の不穏な内面なんかを完璧に描き出している。

前巻は中規模のストーリーが2つ収録されていたせいで、やや散漫な感じがあったものの、今回は大きなストーリーがガツンと1つあってとても引き締まった内容になっている。最重要人物の一人が意外な死を迎えるラストも衝撃的だ。

やはり現在のアメコミの中では最高のシリーズ。買え。

PLANETARY vol.3: Leaving The 20th Century評

一週間くらい前に注文した、アメコミのペーパーバック2冊が到着した。アマゾン早すぎ。
簡単にレビューします。 まずはウォーレン・エリス&ジョン・キャサデイの「PLANETARY 」第3巻。全6話収録されているうちの3話までを既に読んでいたので、あまりスリルは味わえなかったかな。それでもこのシリーズは1話完結のスタイルをとっていることが幸いしてか、エリスのここ数年の悪癖である「話の展開の遅さ」があまり感じられず、ストーリーがそれなりにスピーディーで面白い。

ただしシリーズ最大の魅力であった、著名なアメコミ・ヒーローたちが絶妙にデフォルメされて登場すること(例えば主人公たちの宿敵はファンタスティック・フォーが露骨にモデルになっている)が減り、シャーロック・ホームズとかターザンみたいな古典的ヒーローが出るようになってきたのは何か残念。

ちなみにあと10話ほどで完結するそうな。

TIger, Tiger, Burning Bright

だんだんアップルのリリースするソフトがOS10.4以上のみを対象にするようになってきて、OSの老齢化(?)が気になり始めたので、ついにOSX10.4こと「TIGER」を購入。1万5000円近く払ったのにDVDが1枚しか箱に入ってないのを見ると、何かこうひどく損した気分になるのです。 OSXの常としてバックアップ&インストールは実にスムース。全体的に操作がそこそこ軽くなったかな?ただし今のところ、「スポットライト」や「RSS付きサファリ」や「ダッシュボード」といった新機能の恩恵には預かれていません。もっと使い方を勉強せねば。

古本漁り 2


こないだに引き続き、古本市でアラン・ムーアが執筆してた頃の「Wild CATs」やマーク・ウェイドの「Flash & Green Lantern: The Brave & The Bold」、および「Nightwing: The Target」や「World’s Funnest」といった小品群を購入。どれも傑作というほどのものではないんだけど、なんといっても安いのです。 彼の他の作品にくらべると、ムーアは「Wild CATs」を露骨に手を抜いて書いてんなー、と思うのは俺だけでしょうか。逆にそのB級っぽさが新鮮に感じられるんだけどね。

‘Star Trek’ Actor George Takei Comes Out

「スター・トレック」のヒカル・スールー操舵士ことジョージ・タケイがカミングアウトしたとか。なんかちょっと意外。 幼少時は日系人だということで差別されて戦中は強制収容所に入れられ、若者の頃はゲイに対する差別の脅威を感じながら育ったらしい。それでもって現在はオタクの崇拝の対象だったりする。波乱の人生だなあ。