「SIR DRONE」再鑑賞

こないだ近所の中古品屋でビデオデッキを2000円で買ったので(ああいうところはPSE問題なんて完全無視なんだろうな)、その昔チマチマとダビングしてたVHSテープをマックにキャプチャしてDVDに焼いてるのであります。まだDVD化されていない、なかなかレアな作品を数年ぶりに観てると、いろんな再発見があったりしてまさしく温故知新。

なかでもレイモンド・ペティボンの「SIR DRONE」はやっぱりいいなあ。ロサンゼルスでパンク・バンドを組もうとするダメ男2人のダラけた生活を追った60分くらいの映画だけど、本当にアーティストが撮ったの?と思うくらいにショボすぎるカメラワークと、カンペ読みながら演技する主人公2人(マイク・ワットとマイク・ケリーだ)の姿がかえって斬新に見えてよろし。バンドやりたいけど才能がまるでない人間、というのは他人事に思えなかったりもする。

「WONDER SHOWZEN」鑑賞


MTV2でやってる脱力系番組「WONDER SHOWZEN」を観る。

この番組は要するに「大人向けの極悪非道なセサミ・ストリート」で、「セサミ」同様にパペットやらアニメやら教育用映像やらをふんだんに使って、実にキツいジョークを連発していく。ノリとしては同じMTVの「ジャッカス」に近いのかな。通行人に迷惑な質問を連発するパペットとか、肛門がタイムトンネルになってるアヒルとか、瀕死の難民に美容整形を施す医者のアニメ「国境なき整形医師団」とか、さすがにそれはヤバいんじゃないの、というネタがずーっと繰り広げられていく番組。個人的にはこういうのダメかも。

脱力系のコメディ番組としては「ハーヴェイ・バードマン」なんかを抱えたカートゥーン・ネットワークの「アダルト・スイム」が有名だけど、この「SHOWZEN」はさらに内容がさらに大人向けで、エロはないもののグロはひたすら多い。よって番組前やコマーシャル後なんかに「この番組は大人向けで、子供に見せちゃいけないよ」みたいなお決まりのメッセージが流されるんだけど、その割には子供がやたらたくさん出演しているのが謎。ヒットラーの格好をさせて街角インタビューをするなんてネタもあったりして、よく保護者が出演を許可したなあと思ってしまう。ギャラをよほど積んだんでしょうか。

池袋の女子たち

池袋へはよく行くのですが、さいきんキャスター付きバッグを引っ張ってる女の子が多いなあ・・・と思っていたら、どうもその中身はマンガ本らしい。そうか、そうだったのかぁ。外見はごく普通の人が多いんで、てっきりメーク道具をいれた美容師見習いか何かかと思っておりました。

男と違って女は「オタク」であることを隠すのが上手い、という話を読んだことがあるけど、たしかに以前ジュンク堂地下の「やおい本」コーナーを見てみたら、老いも若きもいろんな種類の女性が熱心に立ち読みをしてたので少し驚いた記憶がある。それにくらべ秋葉原にいるような男のオタクなんかは、100メートルくらい先からでも分かりそうな格好をしてるんだけどね。

今日のウオッチメン

今度はザック・スナイダーが映画化に興味を示してるんですと。また絵に描いたモチになるような気がするけどね。

しかしテリー・ギリアムから始まって、ダレン・アロノフスキー、ポール・グリーングラス、そしてザック・スナイダーと、だんだん監督の質が落ちてきているような気がするのはオレだけだろうか。