「スーパーマン・リターンズ」「クラークス2」入手

昨日の話だが、こないだ米アマゾンに注文した「スーパーマン・リターンズ」と「クラークス2」のDVDがもう届いていて仰天する。アメリカでも28日に発売されたばかりだってのに、早すぎ。それでもアマゾンの配達確認ページでは「注文の品は12月25日以降に配達されます」なんてしれっと言ってるのは何なんだろう。

ちなみに海外版のDVDのリッピングってIntel MacMiniではどんなアプリ使ってもまっとうに成功したことないんだが、PowerBookG4使うと簡単にできるんだよね。CPUというよりもドライブの問題なのかな。

「PREACHER」 HBOでシリーズ化か

前にも書いた「PREACHER」のHBOでのシリーズ化が現実味をおびてきたらしい。まあ企画から完成までには右往左往あるのが業界の常なので、今後本当に作られるのかはまだ分からんもんですが。「デアデビル」のマーク・スティーヴン・ジョンソンが関わってるのがものすごく不安なところです。

まあでもコミックの映像化、特にヴァ−ティゴのような大人向けの作品については長編映画を作るよりも(「コンスタンティン」ってまだみんな覚えてる?)HBOみたいなケーブル局でシリーズにしたほうが原作に忠実なものが出来るとは思うので、「PREACHER」の成功に期待したいところです。「100 BULLETS」とかも面白いシリーズになると思うんだけどね。

「LOOKWELL」鑑賞

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昨日ロバート・スマイゲルのことについて書いたけど、彼がコナン・オブライエンと脚本を書いたTV番組「LOOKWELL」がYOUTUBEで公開されてたので観てみる。

これは60年代に人気TVシリーズ「バットマン」に主演したこと「だけ」で知られているアダム・ウェストを主人公にしたコメディで、その昔とある刑事ドラマに主演したこと「だけ」で知られる落ち目の役者タイ・ルックウェルが、自分は実際に難事件を解決できると思い込んで、周囲に迷惑をかけつつもどうにか事件を解決する、というもの。いわゆる「一発屋」的な感じの主人公は露骨にウェストをベースにしてるんだけど、彼って最近こんな役ばっかりやるようになったなあ。ウィリアム・シャトナーといい勝負だ。

そしてルックウェルのボケっぷりが凄まじくて、全くの偶然から事件に関するひらめきを得たかと思えば、全然関係ないところを調べにいって騒動を巻き起こしたり、「私には演技という得意技がある!」と言って場違いな衣装を着て変装したつもりでいたりと、なんか痴呆症の老人スレスレの勘違いぶりがなかなか笑える。

こんな作品なんだけどパイロット版しか製作されず、シリーズ化はされなかったらしい。だから同じくパイロット版しか作られなかった「ヒートヴィジョン&ジャック」と並んで、カルト的な人気を誇ってるんだとか。ただし話のコンセプト自体は単純なので、もしシリーズ化されててもそんなに面白いものにはならなかったかも。とりあえずYOUTUBEでどんな作品か御試聴あれ

「Saturday Night Live – The Best of Saturday TV Funhouse」鑑賞

ゴム製の犬のパペットが葉巻をくわえて有名人なんかを罵倒する「Triumph, the Insult Comic Dog」なんかの仕掛人であるコメディ作家ロバート・スマイゲルが長年手がけてる「TV Funhouse」という風刺アニメがあるんだが、その一連の作品が「サタデー・ナイト・ライブ」の1回分全部を使って放送された「Saturday Night Live: The Best Of Saturday TV Funhouse」を観る。概して「SNL」ってベタなスケッチしかやらないので俺は好きじゃないんだけど、これはかなりキツいジョークが多くて非常に面白かった。

スティーブ・カレルとスティーブン・コルベアが声を演じる2人組のスーパーヒーロー「どうもゲイみたいなデュオ(Ambiguously Gay Duo)」をホストに、新旧のアニメが紹介されてくんだが、古くはクリントンの弾劾裁判から最近ではブッシュの再選まで、その標的となるネタは実に多彩。子供の匂いに誘われて宙を舞うマイケル・ジャクソンとか、G.I.ジョーばりの「サダム&オサマ」とか、ヤバいネタが次々に紹介されていく。あと60年代のハンナ・バーベラのような昔のカートゥーンのパロディの形式をとった作品が多くて、悪党を切り刻むシャザーンとか、仕事を求めて暴力を振るうミスターTとか、放送禁止になった作品が封印されてるディズニーの秘密基地(ジム・ヘンソンが囚われている)とか、訴えられなかったのが不思議なくらいに危険なパロディが連発されていた。その一方で「ピーナッツ」にはちょっとしたオマージュをしてるのもナイス。

この他にも人形アニメや50年代の教育映画のパロディ(実写)などが満載で、とにかく抱腹絶倒の90分。訴訟社会と言われつつも、こんなネタが普通に地上波で流せるアメリカって羨ましいよなあ。

「Hellboy: Sword of Storms」鑑賞

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米カートゥーン・ネットワークのオリジナル長編アニメ「Hellboy: Sword of Storms」を観る。要するに「ヘルボーイ」のアニメで、声優にロン・パールマンやセルマ・ブレアが起用されてるところなんかは、コミックよりも映画版をベースにしてると言えるかな。あの大傑作「AMAZING SCREW-ON HEAD」と違って絵柄が原作と異なり、今風の「アニメ絵」なデザインになっているものの「ティーン・タイタンズ」ほどひどくはないので、それなりに楽しめる作品だった。

話の舞台となるのは日本で、大昔に侍が風神と雷神を封じ込めたという刀によって異次元に飛ばされたヘルボーイが、妖怪や魑魅魍魎を退治していく…というのが大まかな内容。カッパもでてくるでよ。日本が舞台の外国作品って、日本の姿を何か勘違いしたような怪しい描写が多かったりするけど、この作品は完璧とまでいわないものの漢字とかはきちんと描かれていた。どうも製作にマッドハウスが関わってるみたい(ただしスタッフは韓国人)。原作で唯一日本を舞台にした、ろくろ首のエピソードも途中に挿入されてるのがファンには嬉しいところ。

不満があるとすれば、ストーリーが比較的ストレートで起伏に乏しく、エイブ・サピエンやリズ・シャーマンが活躍するサブストーリーもあんまり本編に関係なくて、70分ほどの尺がずいぶん長く感じられたことかな。45分くらいに引き締めてくれれば良かったかも。でも決して悪い作品ではないし、第2弾の製作も決まってるようなので期待しよう。