「AQUA TEEN HUNGER FORCE: COLON MOVIE FOR THEATERS 」トレーラー

c0069732_8484947.jpgその内容のヌルさで知られるカートゥーン・ネットワークのカルトアニメ「AQUA TEEN HUNGER FORCE」の映画版のトレーラーがアップされてた

ものすごく凝ってんだかものすごく手を抜いてるんだかよく分からない出来。おなじバカ映画でも、いま全米ナンバー1の「EPIC MOVIE」とこの映画では後者のほうが1000倍くらい面白そうな気がするんだけど、その違いはどこにあるんだろう。まんべんなく酷評されてる「EPIC MOVIE」がナンバー1になった一方で、「イディオクラシー」がオクラ入りになったのって何か変だよな。

モデスト・マウス新曲

3/20に発売されるMODEST MOUSEの新アルバム「We Were Dead Before The Ship Even Sank」からの一曲「Dashboard」が彼らの公式サイトで試聴できるようになっていた。意外とヒネくれてなくてストレートなロックみたいだけど、いい感じ。シャカシャカ鳴ってるのはやはりジョニー・マーのギターだろう。

ジョニー・マーとデビッド・クロスという意味不明の組み合わせの映像もあったりする。

「Invincible Iron Man」鑑賞

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「Ultimate Avengers」「Ultimate Avengers 2」に続く、マーヴェル&ライオンズゲートのDVDムービー第3弾「Invincible Iron Man」を観る。前2作がけっこうダメダメだったんで、三度目の正直を期待してたんだが…。

やっぱりダメ。三球三振。

やはりストーリーの盛り上がりのなさが致命的な欠点になっている。CGによってキャラクターの動きはそこそこ凝ったものになっているものの、大規模な戦闘シーンとかがあってもひどく単調なもので、なんだかお約束として入れているような感じが否めない。戦闘シーン以外でも登場人物の性格描写がえらく典型的で、観ている人の心をつかむようなところがないんだよね。マーヴェルのキャラクターはDCのものに比べてアンチヒーローが多いから、正々堂々としたヒーローという描写がしにくいということは以前にも書いたけど、だからって主人公がウジウジと悩んでいるのをずっと観せられても楽しくないのですよ。

それと非常に個人的な好みから問題点を挙げると:
●「Ultimate Avengers」と今回のトニー・スタークが同一人物なのかどうか分かりにくい(コミックでは別物)
●ジム・ローズが出てるのにウォー・マシーンが登場しない
●赤&金色のアイアンマンの出番が少ない
●最後のクライマックスにおいて主人公が活躍しない

などなど、ファンの期待を裏切ってくれるような展開が盛りだくさん。それと宿敵がマンダリンということで舞台の大半が中国になっているんだが、中国人(というかアジア人)の描写が横柄・臆病・役立たず・迷信深い、といったステレオタイプになっていて、もちろん善良な中国人も出てくるんだけど、いずれも西洋人とは非常に異質な存在として描かれているのが非常に気になる。「Ultimate Avengers 2」でのアフリカ人も殆ど同じような描写をされてたよな。あと火・水・土・風の四大元素を象徴した古代のロボットみたいなのが登場するんだけど、中国なんだから五大元素にならないと変じゃないか?

次は同じスタッフで「ドクター・ストレンジ」をDVDムービー化するらしいけど、マーヴェルはここでいったん全てを白紙に戻してアニメ化を考え直したほうがいいような気がする。DCが現在ブルース・ティムと作っている「The New Frontier」のDVDムービーに対抗できるような作品をぜひ作ってもらいたいところです。

「Gay, Straight or Taken?」鑑賞

俺はリアリティー番組とかが嫌いだということは前にも書いたけど、iTunesストアで無料配布してる30分番組(実尺20分ちょっと)のやつなんかはメシを食いながらダラッと観るぶんには最適なので、ついダウンロードして観てしまうのです。 んで今回観たのはライフタイム・チャンネルの「Gay, Straight or Taken?」という番組。これはリアリティー番組というよりもゲームショウに近いのかな。女の子が毎回3人の男と会うんだけど、実はそのうち1人はゲイで、もう1人はすでに彼女持ち(Taken)。そしてうまく独り身の男を言い当てることができれば、彼と一緒にバカンス旅行に行けるというもの。ただそれだけ。なんか大学出たてのプロデューサーが、昼休みの間に書いた企画書がそのまま通って番組になったような内容だけど、まあダラッと観るにはそんなに悪くない。出てくる男たちがみんな日焼けしたマッチョなのが何かムカつくが。

ちなみに黒人の女の子が登場するエピソードは、男たちもみんな黒人だったりする。こういうのを見ると、テレビにおいては同性愛の壁よりも人種の壁のほうが厚いのかな、とちょっと考えたりもするのです。

リサ・ローブはゲイだった!

どこぞのキリスト教団体のウェブサイトで「同性愛者、もしくは同性愛を推奨しているバンド」の要注意リストが掲載されていて、これがなかなかいいかげんなリストで面白い。

イレイジャーとかペット・ショップ・ボーイズ、ボブ・モールドといったカミングアウトしてる人たちが含まれているのは分かるけど、エルトン・ジョンにいたっては「(本当にゲイ)」といった注意書きがついて2度掲載されているという念の入れよう。モリッシーは「(違うかも?)」という文がくっついてる。神の力をもってしても彼がストレートなのかゲイなのかは不明なのかぁ。

あとはビョークとかドアーズとかフランク・シナトラとか、同性愛とどう関係あるのかよく分からない人たちも含まれている。「Merzbau」ってもしかしてメルツバウ?なんかバンドの噂だけ聞いて適当に作ったリストみたいだな。キリスト教団体だからヘビメタとかを嫌うのは理解できるけど、メタリカとかモーターヘッドが入ってるのはなに?レミーほど女好きのミュージシャンもいないと思うが。これに対して「安全なバンド」のリストも公開されてるけど、シンディ・ローパーって「Queer As Folk」とかに出演してまっせ。

このようになかなか笑えるリストなんだけど、サイトそのものがあまりにも冗談のようなので、もしかしたら「イエス・メン」の活動のような、ウソのサイトではないかとも思ってしまうのです。