「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」鑑賞

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公開したばかりなので簡単な感想を:

・アクションシーンが多くてそれなりに楽しめはするものの、全体的にはなんか観ていて疲れる、マイケル・ベイ作品のような映画。さすがにザック・スナイダーってベイほどアホではない(と思う)からコミックからの引用を散りばめてはいるものの、「ウォッチメン」同様に原作の要所要所をつまむのに忙しくて、全体としては盛り上がりに欠けてしまっている感じ。尺は長いのにカメラワークは単調だし、キャラクターの内面は描かれていないし、この監督はどうもストーリーに力を入れないね。

・話の舞台がどこなのか分からないシーンがいくつかあったが、そもそもメトロポリスとゴッサムって岸をはさんで見通せるくらい近くにある設定なのか?それでワシントンDCへは飛行機で行く距離?

・「エクスカリバー」って公開時はR指定だったはずだが、ウェイン家では子供にも見せるんですね。

・出演者ではメインキャストよりもホリー・ハンターの演技がいちばんよかったと思う。出演が途中までなのが残念。

・ワンダーウーマンはカッコいいものの、ガル・ガドットは英語力がどうも不安だな。私服の時はアマゾンというよりもモサドのエージェントのようであった。

・アメコミを長年読んできましたが、両者の母親の名前がどちらもマーサだということは気づかなかった。これは素直に脱帽する。

・バットマンのクリエーターの新クレジットは、「シーゲル&シュスター」とは違って「ケイン with フィンガー」なんですね。

・夢オチを2回も使うな。アホか。

個人的にはやはり、監督がスーパーマンの魅力を分かってないんじゃないかという点がいちばん気になりましたね。他の星から来た異質の存在として描くのもいいけど、スーパーマンってそれだけじゃないだろうと。本国では批評的に酷評されている一方で興行的には大成功しそうで、今後のDCコミックス作品もこの暗いトーンで続々と映像化されるのかと思うと、どうも不安を感じずにはいられないのです。

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