また海外出張とかするようになったので、機内で観た映画の感想をざっと。
- 「65」:ソニー・ピクチャーズがよく作る、すごくどうでもいいSFアクション。冒頭で舞台が6500万年前の地球であることを明かしつつ、そこに宇宙船で不時着するアダム・ドライバーたちは一体何者なのかという説明が一切ないのですもの。よくこんなのに製作のGOサインが出たよな!
- 「HYPNOTIC」:邦題は「ドミノ」だっけ?PK・ディックっぽく現実と虚構を絡み合せる展開にして、どうもうまく着地できてない感じ。ベン・アフレックが終始疲れてる印象だった。
- 『ジョン・ウィック:コンセクエンス』:長時間のフライトなら3時間尺の映画も観れまっせ。キアヌ君が迫る敵を転がしてヘッドショットを撃ち込むアクションが延々と続く。日の出の決闘が決まったのに、そこに行くまでのバトルを挟むのは余計ではないのか。
- 「Polite Society」:これ一番観たかったやつ。イギリスのインド系少女のカンフー映画、を期待してるとちょっと裏切られるかも。コメディ色が思ったより強いので。突然サントラで浅川マキが流れるセンス。
- 「Renfield」:ニコラス・ケイジとニコラス・ホルトが出てくるのは知ってたけど、第3の主役にオークワフィナが出てるじゃありませんか。汚職が蔓延している警察署で唯一、正義を貫こうとする彼女の役がいちばん良かった。
- 「Master Gardener」:ポール・シュレイダーは前作「カード・カウンター」まだ観てないや。複雑な過去を抱えた孤独な男が、世の中の不正義に直面して自分で裁きを下そうとする、いかにも彼っぽい作品。少し無難な作りになってる感もあるが面白かった。