「スカーフェイス」鑑賞

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こないだ「COCAINE COWBOYS」を観たからというわけでもないんだが、まだ観たことがなかった「スカーフェイス」を鑑賞する。なんか登場人物の服装とか見てると、80年代は遠くになりけり、としみじみと思ってしまう。あの当時のファッションとか音楽とかってカッコ悪かったなあ。

キューバ難民の事情とかを背景に、一介のチンピラが大物に成り上がっていく描写は決して悪くないものの、アル・パチーノはこれと似たことを「ゴッドファーザー」でずっと上手く演じているわけで、何か全体的に古くさいというか、話が典型的すぎてる気がするのは否めない。まあこの作品をパクった映画が多いので新鮮味がなくなっただけ、という見方もできるんだが。

とにかく主人公が基本的にアホなので、マイケル・コルレオーネなんかと違って観てても感情移入できないんだよね。これはギャングスタ・ラッパーたちに評判が高いことで知られる作品だけど、やはりアホ同士で共感できるところがあんのかな。決して悪い映画ではないんだが、俺の好きなタイプの作品ではなかったと思う。

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