グランジの隆盛とか「ミュージック・ライフ」誌の休刊などにより完全に下火になったかと思われたハード・ロック文化だが、なんのなんのアメリカではまだしぶとく人気があるらしくて、フロリダで「ハード・ロック・パーク」なるテーマパークが来週開園するらしいぞ(公式サイトがクソなのでリンク先はウィキペディア)。
ハード・ロックと銘打っておきながらコケラ落としにイーグルスとムーディ・ブルースを招いている点で何か大きくズレているような気がするが、用意されたアトラクションも非常に情けなくて、レッド・ツェッペリンのローラーコースターとか「パンク対ディスコ」のドッジェムとか巨大なレスポールとか、中学生が考えたような代物がいろいろ並んでいるらしい。こんなテーマパークに行く客って誰なんだろう。夫婦で幕張までガンズのライブを観に行くような人たちかな。こういう商業的マーチャンダイジングってロックンロールの本質とは180度かけ離れてると思うんだが。
こないだジェリー・スプリンガーのインタビューを読んでたら「私の番組は防衛費の削減に役立ってるんだ。あんなアホな番組を見たら、だれもアメリカを攻撃しようなんて気にならないはずだからね」なんてことを言ってたけど、俺はむしろアルカイダとかに、こうしたテーマパークを積極的に攻撃して欲しいと心から願うのです。