その昔、明治の初期のころに京都相撲というものがありまして、詳しくはここらへんを読んでみると分かるんだが、要するに東京相撲(と大阪相撲)の陰にかくれたマイナーリーグ的な相撲団体であったらしい。いちおう大碇のような横綱も輩出したわけだが、いかんせんマイナーな存在であり、いっそのこと海外で名を成そうと渡欧したのはいいが、いろいろな災難にあって世界各地を転々とする結果となり、そのまま南米で消息を絶ったというところに、マイナー団体のトホホ感と冒険精神の両方が感じられて俺はとても惹かれるのです。
んで最近ゴタゴタ続きの相撲界ですが、いっそのことこういうマイナーリーグというか別団体のようなものを作って、国技館には出場しづらくなった連中を加入させるというのはどうだろう。メインの興行場所を海外にして、相撲のことを世界に知らしめる花相撲の団体にするとか。相撲協会とは別団体なので不祥事があっても協会は責任とらずに済むし。よってオランダで葉っぱやっても、シベリアで熊と戦ってもオッケー。そのまま南米でゲリラに雇われるとか、アフリカでクーデターに参加してスモウランドを建国するとか、いろいろ面白そうなことをやってくれそうなんだがどうよ?