これまたCWの新作ドラマ。ここ最近観た新作ドラマのなかではいちばんいい出来かもしれない。
主役となるのはアメリカ南西部の街で貸金業を営むバフキン一家。狡猾な母親ボベットの管理のもと彼らは週に25%という高金利で貸し付けを行う商売を成功させていたが、その一方で長男のクーパーはパソコンだけが趣味のボンクラで、長女のブランディの夫は怪しいビジネスに手を出していた。彼らに比べてマトモな次男のモーガンはどうにか商売をやりくりしていこうとするものの、ライバルの貸金業者や汚職警官などが絡んできて物事はより複雑に。さらにはモーガンの出生の秘密が明らかになって…というのが第1話のプロット。
貸金業者が主役なものの内容はあまりドロドロしてなくて、むしろコメディ・タッチで描かれてるところは「BREAKING BAD」に似ているかな。アホな家族のなかで苦労する次男、という点は「アレステッド・ディベロップメント」に通じるところもあるかもしれない。脇役で懐かしのジャッジ・ラインホルドも出てるぞ。
CWの番組の常として視聴率は低く、打ち切りの可能性もある作品だけど昨日の「VALENTINE」なんかに比べればずっと面白い作品。最近は株価の大暴落によってみんなお金のことに敏感になってるわけだし、もうちょっと話題になってもよさそうな番組だと思う。