「The Nine」鑑賞

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ABCの今年の新作ドラマ「The Nine」を観る。これもiTunesストアで無料配布されてて、今まで観てなかったもの。

話の発端となるのはロサンゼルス市内の銀行。ある日ここに強盗が押し入り、従業員や客を人質にして篭城をしてしまう。そして52時間後に事件は無事解決するのだが、その52時間のあいだに銀行の中では何が起きたのか?そしてこの事件に影響を受けた9人の男女たち(強盗も含む)の人生は、この事件によってどう変わっていくのか?というのがシリーズのおおまかなプロット。まあ要するに、「LOST」の成功によって雨後のタケノコのごとくボコボコ出てきた「最初に大きな謎があって、それがゆっくりゆっくりゆっくり解明されていく」という作品のひとつ。こないだ紹介した「HEROES」とか「JERICHO」みたいなもんすね。

特筆すべき点があるとすれば、「ボストン・パブリック」のチー・マクブライドや「サード・ウォッチ」のキム・レイヴァー、「エンタープライズ」のジョン・ビリングズリー、そしてスーパーマンの声優ことティム・デリーなど、実に微妙なキャリアを持った、しかし俺好みの役者たちが出演してるところか。

でも第1話を観た限りでは、あまりにも話の展開が遅いというか、これから「LOST」みたく超常現象っぽいものになってくのか、それとも心理サスペンスっぽいものになるのか、何をやりたいのかよく分からない感じ。だから次の話も観てみたいなという気にならないんだよね。このもどかしさは視聴率にも反映されてるようで、アメリカでは放送が一時休止され、再開されるかどうかは未定なんだとか。キャストがいいだけに、もうちょっと作りに工夫が欲しかった作品。

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