昨年惜しくも自ら命を絶ったゴンゾ・ジャーナリスト、ハンター・S・トンプソンのTVドキュメンタリー「Buy The Ticket, Take The Ride: Hunter S. Thompson On Film」を観る。ジョニー・デップやビル・マーレイ、ジョン・キューザック、ショーン・ペン、トム・ウルフ、そしてもちろんラルフ・ステッドマンといった有名人がトンプソンについて語るというもので、安易といえば安易な構成かな。 トンプソンの経歴とかをきっちり語っているわけではないので、彼のことを知らない人にとっては分かりにくい内容になってるし、かといって彼に関する目新しい情報が得られるわけでもないのが残念なところだが、強烈なカリスマを持ったトンプソンの映像がいろいろ出てくるということだけでも観る価値はあるかもしれない。彼の葬式の風景(巨大な大砲から遺灰がまかれた)もちょっとだけ出てる。ちなみに若い日のトンプソンはグラント・モリソンにそっくりだ。
トンプソンの映像作品といえば「ラム酒日記」が映画化される予定で、ブルース・ロビンソンが監督するということで結構期待してるんだが、いつ製作開始するんだろう。