BBCのiplayerって前から字幕機能って付いてたっけ?おかげで視聴がかなり快適になったのでございますよ。
今年4つ製作されるスペシャル番組の第一弾で、今回のコンパニオンは「バイオニック・ウーマン」のリメーク版に出ていたミッシェル・ライアン。彼女は貴族出身のスゴ腕の泥棒という結構アレな役柄で、博物館から財宝を盗み出したのでバスに乗って逃亡しようとしたところ、ワームホールの調査をしていたドクターと乗り合わせることに。そしてバスはその他の乗客を乗せたままワームホールに吸い込まれてしまい、ドクターたちは砂だらけの惑星に到着する。地球へ帰る方法を模索するドクターだか、彼らのことを何者かが監視していた…というのが主なプロット。
ナップザックからシャベルやハンマーなどを次々と取り出す今回のコンパニオンはちょっと出来過ぎのような気もしなくはないが、まあ今までの「普通の女の子」タイプとは違ってそれなりに斬新かも。それに美人のコンパニオンなんてシリーズ3以来ですからね。話の展開はシリーズ4の「Midnight」のほか「ピッチ・ブラック」や「飛べ!フェニックス」に似ているという声もあるけど、危機が迫るなかで砂漠から脱出しようとする光景はなかなか迫力があって、それなりに楽しめる内容になっている。難点があるとすればUNITが登場するのにマーサが出てこないことや、リー・エヴァンス演じるUNITの科学者があまりにも「底抜け大学教授」っぽいことか。特に終盤は真剣さとユーモアのバランスがちょっと崩れてるんだよな。
年末に起きるであろうドクターの死や「4回ノックする者」(マスターか?)の帰還が示唆されたりと、今後の話につながる伏線もちゃんと張られており、次回(8月?)のエピソードが待ち遠しい限り。デビッド・テナントがドクターを演じるのがあと3回だけというのはちょっと寂しい気もしますね。