「Sit Down, Shut Up」鑑賞

フォックスの新作アニメ。最近アニメばかり観てるな俺。「アレステッド・ディベロップメント(ブル~ス一家は大暴走)」のミッチェル・ハーウィッツがオーストラリアの実写シットコムをリメイクしたもので、声優にはウィル・アーネットやジェイソン・ベイトマン、ヘンリー・ウインクラーといった「アレステッド」でもお馴染みの俳優たちが参加している。キャラクターたちがアニメーションで背景は実写というのがちょっと目新しいかな。

内容はフロリダの高校に勤める教師たちの日常を描いたもので、筋肉バカの英語教師やヒッピーくずれの科学教師、バイセクシャルの演劇教師などといった変人教師たちがいろいろ登場する。でもね、肝心の話が面白くないのよ。「アレステッド」は「シンプソンズ」を実写にしたかのようなギャグの凝縮ぶりと絶妙なタイミングを誇った番組だったけど、逆にこちらはアニメになったことで「アレステッド」にあった下ネタのキワドさとかがすべて凡庸なものになってしまっている感じ。変人教師のコメディだったらデビッド・E・ケリーが「ボストン・パブリック」で既にやってるし。これはカートゥーン・ネットワークの「アダルト・スイム」に属するような作品であって、著名な俳優を使ってプライムタイムに流すようなものではないよな。

本国の評判も良くはないらしく、早くも放送時間の変更が告げられたことで、まず打ち切りになるだろうと見なされてるらしい。製作スタッフの皆さん、こんな番組を作ってる余裕があるんだったら、ファン待望の「アレステッド」の劇場版を作ってくださいな。

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