「The Beautiful Life: TBL」鑑賞

ミーシャ・バートン主演の、The CWの新作ドラマ。まあThe CWの典型的な作品といった感じで、スーパーモデルの華やかな生活とその裏側を、白人の美男美女を使って描き出したシリーズ。タイトルの「TBL」って何のためについてんの?

俺が死ぬほど嫌いなアシュトン・カッチャーがプロデューサーに名を連ねているせいか内容はとても薄っぺらで、観光旅行の際にスカウトされた田舎の少年とか、父親が刑務所に入ってる少女とか、子供を隠れて産んで半年ぶりに復帰したモデルとかがでてくるんだけど、結局のところスーパーモデルってみんな自惚れたスノッブのような気がして共感できるような登場人物はいなかったすね。「ゴシップ・ガール」なんかが人気あるように、このような番組を好む人たちがいるってのは分かるんだけど、モデルの世界の裏側なんてMTVのリアリティー番組とか「アグリー・ベティ」とか観れば十分じゃん。

演出も笑っちゃうくらいにベタで、主人公の男女が曲がり角でぶつかる初対面のシーンとか(これは「Vampire Diaries」にもあった)、ファッションショーの大事な局面でとつぜんスローモーションになった後に観客がスタンディングオベーションを送るシーンとか、もうちょっと工夫しろよって感じ。今後の展開はどうなるんだろうって思わせる要素が一つもないんだよな。音楽も耳障りだし。

俺はぽっちゃり系よりも痩せてる女性のほうが好みだけど、この作品に限らずThe CWの番組に出てくる女性たちってみんなスレンダーなもののなんかグロテスクに見えるんだよな。それがメイクによるものなのか衣装によるものなのかは知りませんが、ああいう女性(あと男性)を「美しい」として売り込む風潮というのはいいかげん止めたほうが良いような気がする。

Dave Chappelle “Fuck Ashton Kutcher”

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