「ANGEL OF DEATH」鑑賞

クライム色の強いアメコミを書くことで知られるエド・ブルベイカーが脚本を担当した、ゾーイ・ベル主演のウェブ用映画。

敏腕の殺し屋のイヴはある人物の暗殺に成功するものの、格闘中に脳天にナイフを突き刺されてしまう。奇跡的に命をとりとめた彼女だったが、暗殺の際に一緒に殺してしまった14歳の彼女の姿が目の前に浮かぶようになっていた。そして良心の呵責に責められるようになった彼女は、意を決して暗殺を命じた彼女のボスたちに立ち向かっていくのだった…というような話。

いくら殴られても刺されても死なないベル姐さんはカッコ良いし、ウェブ用映画にしてはそれなりに話がきちんとまとまっているものの、チープなB級アクション映画の域を出るものではないかな。照明に金をかけられなかったのか、やけに画面が暗いような気がしたけど。そしてもうちょっとイヴの心境とかを描いても良かったのに。もともと数話に分けられて公開されたために、例によって話のペースがずっと同じで、大きく盛り上がったり落ち着いたりする展開に欠けてるんだよな。あとテッド・ライミとかルーシー・ローレスが友情出演してるけど殆ど出番はなかったりする。

ウェブ・シリーズ作品としては良く出来ていてDVDムービーにも劣らないくらいの内容だけど、ブルベイカーのコミックに比べたら圧倒的に劣っている作品。

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