「CHICAGO CODE」鑑賞


フォックスの新作シリーズで、舞台は当然ながらシカゴ。

汚職がはびこる街シカゴにおいて、警察の殺人課に務めるジャレク・ウィソッキは正義感が強いものの、自分流の捜査をすることで仲間に嫌われ次々とパートナーが代わっている警官だった。彼の旧友であるテレサは出世街道をひた走り、女性として初の警視総監となって街を浄化しようと努力する。これにジャレクの姪や新しい相棒が加わり、警察は街の汚職を一掃しようとするが、シカゴ市長よりも大きな権力を持つという議員が彼らの前に立ちふさがるのだった…というような話。

「ザ・シールド」のショーン・ライアンが作っただけあって、単純な警察ものというよりも、都会の犯罪と汚職をリアルに描いた内容になってるのかな。そういう意味では地上波ネットワークよりもケーブル局で放送されたほうがいろいろできて面白くなったんじゃないかという気もする。第1話を観た限りだと、どうも何を目指してるのかよく分からない感じがしたんだよな。警察ドラマと政治ドラマの中間にぶら下がってるというか。

主人公のウィソッキを演じるジェイソン・クラークって役者はよく知らんなあ。というかウィソッキという名前が「カワサキ」とか「イワサキ」って言ってるように聞こえるんですが。テレサを演じるのは日本人にもよく知られたジェニファー・ビールスで、黒幕の議員を演じるのがデルロイ・リンド。上のイメージ写真を観れば分かるようにリンド演じる議員が準主役のごとき扱いを得ているので、彼がすぐさま失脚するようなことはないかと。そうなると警察と汚職のイタチごっこみたいなのがずっと続く展開になるのかなあ。

でもまあカーチェイスのシーンとかは迫力あるし、向こうの評判は良いらしいのでしばらく続くかも。個人的にはやはりこんなのよりも「ザ・ワイヤー」を観ろ、と言いたいですが。

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