「BREAKOUT KINGS」鑑賞


脱獄ドラマ「プリズン・ブレイク」のスタッフが贈る、新たな脱獄ドラマ…って他にネタは無いのかよあんたら。A&Eの新作シリーズだけどケーブル向けに作られたわけではなくて、どうも地上波ネットワークで拾われなかった番組を持ってきたものらしい。

狡猾な脱獄犯たちに頭を悩ませていた連邦保安官のチャーリーは、型破りな刑事のレイと組んで特殊チームを結成。犯罪者のことをいちばん良く分かるのは犯罪者だということで、女性詐欺師やギャンブル中毒の天才犯罪者といった3人の囚人を監獄から雇い、彼らの刑期を短くする代わりに彼らを使って脱獄犯の行方を追うのだった…というようなプロット。

お固い主人公とマイペース型の相棒に、それぞれ特技を持った3人組というキャラクター設定はあまり目新しいもんでもないよな。3人の囚人がそれぞれ白人と黒人と女性というのは「モッド・スクワッド」かと思ったぞ。ストーリーも凡庸で、型にはまった展開がずっと続くような感じ。5人もスタッフがいて1人の脱獄犯にどれだけ裏をかかれてるんだよ。あとこないだの「クリミナル・マインド」のスピンオフでも思ったけど、本部で留守番してるコンピューター係の女の子ってどうにかならんかね。コンピューターをちょっといじくるだけで重要な手がかりがボロボロ出てくるというのは、どうも捜査の醍醐味を壊してるんじゃないかと。

見所があるとすれば、「ザ・ワイヤー」のハークことドメニク・ロンバルドッツィが準主役で出ていることか。やはり「ザ・ワイヤー」の役者を他の番組で観られることは嬉しいのです。あと最近いろんなドラマにキモメン役で出ているジミ・シンプソンも出てるぞ。

個人的に「プリズン・ブレイク」って何が面白いのかまるで分からなかったけど、これも同じようなクオリティの番組になりそうでちょっと心配。

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