CBSの長寿番組「犯罪捜査官ネイビーファイル」こと「JAG」の最終回が昨夜放送された。CBSの低迷期でもコンスタントに視聴率を稼いでいた番組だが、特番を組まれることもなく比較的ひっそりと終わってしまった。番組終了の原因には全体的な人気の低下や、主演のデビッド・ジェームズ・エリオット(トロント出身)の契約が切れたことなどがファンの間で挙げられているが、10シーズン目にして製作側がそろそろ終わりを迎えたかった、と考えるのが妥当かもしれない。
海軍を舞台にした法廷ドラマ、という比較的異色の設定をもったTVシリーズだったが、決して「アメリカ万歳、海軍万歳」といった内容にはならず、時事問題などを取り入れながら、国際情勢の複雑さや軍隊の抱える問題などをうまく扱った作品であった。最終回では主役2人が婚約するという、やや安直な結末を迎えたわけだが、まあファンの望み通りの終わり方になっていたと思う。なお2年前から「NCIS」というスピンオフ作品が放送されており、こちらは海軍を舞台にした「CSI」みたいな番組になっている。
ちなみに準主演のキャサリン・ベルってかなり個人的に好みのタイプで、30代後半になっても非常に美しい。これでサイエントロジストでなければ完璧だったのに…。