「Life’s Too Short」鑑賞


「THE OFFICE」と「EXTRAS」のリッキー・ジャヴェイスとスティーブン・マーチャントのコンビによるBBCの新シットコム。

「ウィロー」や「ハリー・ポッター」シリーズなどで知られる小人症の俳優ワーウィック・ディヴィスを主人公にした疑似ドキュメンタリー風の作品で、ディヴィスが演じるのはフィクション化された彼自身。
番組内での彼は仕事にありつけず、妻とは離婚の協議中というサエない状態で、無能な会計士のおかげで莫大な税金を払うことになって頭を抱えている始末。仕方なしに彼は仕事を求めて旧知のジャヴィエイスとマーチャントのところに赴くのだが、あまり歓迎されず…というようなプロット。

気まずいシチュエーションが連発される展開と、奇怪にデフォルメされたセレブリティたちが本人を演じる内容は「EXTRAS」そのまんま。あの番組の続編といってもいいくらい。主人公が主人公なので身長に関する際どいジョークがたくさん出てくるぞ。

個人的には「EXTRAS」や「Curb Your Enthusiasm」みたいな、主人公が遭遇する気まずいシチュエーションを笑うタイプのコメディってあまり好きではないんだけど、どんな状況にもめげずに絶妙なタイミングでツッコミを入れるディヴィスの姿は結構面白かったな。彼ってこんなにコメディのセンスがあったのか。「ウィロー」がもう20年以上前の映画なので彼って相当なベテラン俳優になるわけだが、まだ41歳なんだよな。

第1話ではゲストにリーアム・ニーソンが出てきて、「俺はコメディがやりたいんだ!」と言って何故かエイズに関するジョーク(?)を無表情で連発する光景は抱腹絶倒もの。「EXTRAS」でのセレブの出演は当たり外れが大きかったけど、パトリック・スチュワートみたいに威厳のある役を演じることが多い役者がコメディを演じてるさまは非常に面白いですね。この他にもスティーブ・カレルやジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム・カーターなんかがゲスト出演するらしい。

やはり設定があまりにも「EXTRAS」に似ており、今後の展開もあのシリーズと同じものになりそうでちょっと先が読めてる気がしなくもないのですが、少なくとも第1話は及第点だったし、サプライズはなくても面白いシリーズになることに期待しましょう。

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