柳下毅一郎氏のブログにて、ニール・ゲイマンの「How To Talk To Girls At Parties」なる短編がヒューゴー賞にノミネートされてることを知る。今月のSFマガジンに柳下訳が載ってるそうだけど、ゲイマンのサイトに全文が掲載されてたのでそっちを読んでみた。
まあ悪くないかな、といった感じの作品。なんとなくオチが途中で分かってしまう気がする。数年前にヒューゴーを受賞した大傑作「A Study in Emerald」ほどの巧さはない。でも女の子に話しかけようとしてドギマギする少年の心境が、まるで自分が経験してるかのように感じられる文体はさすがゲイマン。彼には10年くらい前に朗読会で会ったことがあるけど、普通に話しててもひどく饒舌だったのが印象に残っている。
最近は小説(と映画)に活動の場をシフトしていて、久々のコミック作品「ETERNALS」は散々の評判だった(実際ツマらなかった)ゲイマンだけど、やはり彼にはコミックを書き続けて欲しいところです。