「BROADCHURCH」鑑賞


10代目ドクター・フーことデビッド・テナント主演のITVのミステリードラマ。11代目ドクターのコンパニオンだったアーサー・ダーヴィルも出てるよ。

舞台となるブロードチャーチは海辺にある小さな町で、住民がみな互いを知っているような共同体だったが、そこで11歳の少年が変死体となって発見される。当初は事故死かと考えられたものの他殺であることが判明し、地元の警察に勤めるエリーは町の外から派遣されてきた刑事のアレックと組んで捜査を始めるが、やがて住民たちの暗い秘密が明らかになっていくのだった…というようなプロット。

テナントが演じるのがアレックで、部外者の彼に主導権を握られて憤慨するエリーを演じるのが、薄幸そうな役が似合うオリビア・コールマン。小さなコミュニティにおける子供の殺人事件、という点では「THE KILLING」に似てるかなあ。被害者の家族が後ろめたい秘密を持ってそうなところも似てるけど、まあ決して独特なプロットというわけでもないからね。このほか地元の新聞記者による詮索とか、アレックが左遷のような形で派遣されてきた理由などが物語に関わってくるらしい。

なおアレックは愛想が悪くて寡黙で、10代目ドクターとは正反対のタイプ。こういう演技をしているテナントは新鮮でもあるのですが、どうしてもドクターのイメージが強いのでああいうエキセントリックな演技を期待していると肩すかしをくらうかも。

全8話のシリーズになるらしいですが、第1話の時点では今後の展開が何とも分からんので、面白い作品になるかどうかは判定し難いところ。被害者の少年と友人だったエリーの息子が何かしらの鍵を握っているという描写とかは面白そうなんだけどね。

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