「DOCTOR WHO」新シーズン開始

こないだ新シーズンの始まった「ドクター・フー」が非常に面白い。 新ドクターを演じるデビッド・テナントはちょっと若すぎるかもしれない、と以前に書いたけど、前ドクターのクリストファー・エクレストンがそのキツい訛りのせいか少し演技が大味に感じられるのがあったのに対して、テナントはコメディとシリアスの両方を巧妙に演じて、ドクターの素頓狂な性格をうまく醸し出している。脚本も前シーズンに比べて手慣れてきた感じがするし、セットやSFXも80年代のショボいやつに比べて格段に向上しているのが嬉しい。もっとも子供の頃はあれが最先端のSFXだと思って観てたんですけどね。

ドクターのコンパニオンを務めるローズ役のビリー・パイパーが相変わらずドブスなのはアレだけど、こないだなんかは昔のコンパニオンだったサラ=ジェーン・スミスとか犬型ロボットK9が再登場したりして、オールドファンへのサービスも忘れてはいないのです。アメリカのSFドラマはどうしてもドンパチに重点が置かれがちなのに対し、このシリーズはドクターが知識とウィットを使って事件を解決していくのが面白い。未来の地球やヴィクトリア王朝時代など、毎回違った世界を舞台にしてドクターが活躍していくのはSFの醍醐味ですね。

そして今度はついに宿敵サイバーメンが再登場するそうで、これからも目が離せないシリーズになりそうだ。

「SUPERMAN RETURNS」新トレーラー

すげえ。 トレーラーを観るだけで背筋がゾクゾクしてくるなんて久しぶりの経験なのです。何よりもジョン・ウィリアムズのあの名テーマを使っているのが素晴らしい限り。ケヴィン・スペイシー演じるレックス・ルーサーも憎々しくていい感じみたいだ。今回のロイス・レーンは子持ちなんすね。

あー早く観たい。

ニール・ヤングの新作

「大統領を弾劾しよう」なんて露骨なタイトルの曲が収められた、ニール・ヤングの新作アルバム「LIVING WITH WAR」が発売前にネット上で全曲ストリーミング試聴できるようになっている。 このアルバムは最初から最後まで反イラク戦争のメッセージに満ちたプロテスト・アルバム。ヤング自身はカナダ人であることから、例によってフォックス・ニュースなんかでは「アメリカ様をケナすんじゃねえ」と叩かれてるみたいだけど、ヤングが政治的な内容の歌を歌うのなんて昔からやってることでしょ。70年代に州兵が大学生を射殺した事件を扱った「オハイオ」とか。アルバムの最後に「AMERICA THE BEAUTIFUL」のゴスペル・バージョンなんかがあるのは流石にクドいような気もしなくもないけど、なんせタダですから時間があれば聴いてみてください。このサイトで試聴できます

同世代のロッカーたちがどんどん日和ってくのに比べて、相変わらず怒りと熱意を込めた歌を作るヤングってカッコいいなあ。

ミシェル・ゴンドリーの新作情報

ミシェル・ゴンドリーの新作「BE KIND REWIND(巻き戻しは丁寧に)」は凄い設定の映画になりそうだ。 頭が磁化してしまった主人公(ジャック・ブラック)は、その磁力のおかげでビデオストアを営む友人のテープをすべて消去してしまうものの、店の唯一の顧客である痴呆気味の老女を悲しませないために「バック・トゥ・ザ・フューチャー」や「ライオン・キング」「ロボコップ」といった過去の映画を友人と一緒に撮り直すことになる…という、文字通り頭のシビレそうなアイデアが見事。

既存の映画をパロった映画というと最近では「最終絶叫計画」シリーズがあるけど、ゴンドリーのことだから1つも2つもひねった作品になるんだろう。かなり期待したい。

スティーブン・コルベアー 対 ジョージ・ブッシュ

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こないだホワイトハウス記者会による夕食会が、ブッシュ出席のもとで行われた(チェイニーは欠席)。多くのメディアはブッシュのそっくりさんが登場したことを報じているけど、むしろ特筆すべきはトリのスピーチをスティーブン・コルベアーが行ったことだろう。 コルベアーといえば自分の番組「コルベアー・レポー」でブッシュべったりのホストを演じるふりをして現政権の風刺を行うという芸風で知られているわけだが、今回のスピーチもまさしくそのスタイルで、しかもブッシュ本人の目の前でキツい風刺をかますという離れ業を見せつけてくれたのです。

まずは「こんな場でスピーチができるなんて夢のようだよ。誰か僕をつねってくれ。でも僕は熟睡するほうだから、それじゃ不十分かな。誰か僕の顔を撃ってくれ」というチェイニーへの皮肉からはじまり、「大統領が偉大なところは、決して信念を変えないことです。月曜日に信じていたことを、水曜になって変えるようなことはしない。火曜日にどんな出来事が起きたとしてもです」とか「皆はホワイトハウスの人事異動をタイタニック号での席替えだなんて揶揄しているけど、この政権は沈むような船じゃない。むしろ上昇していっているんだ。例えるならば、ヒンデンブルグ号(爆発炎上した飛行船)での席替えのようなものさ」など、政権を褒めているようでしっかり批判しているスピーチを繰り出していくのが見事。明らかに彼が緊張していたのと、会場の客のノリが悪い(他愛のないジョークでは笑い、辛辣な風刺では黙ってしまう)ことなどから、いつも番組でやってるほどのキレは感じられなかったものの、ブッシュの目前でここまでやってくれたのは非常に立派。ブッシュ本人はどんな気持ちでスピーチを聞いてたんだろう。

どうやってコルベアーがこの役に抜擢されたのかは知らないけど、大統領出席のもとでこんな会が開かれるっていうのは、やはりアメリカの懐が広いことを示してるんだろうか。日本じゃコイズミが目の前で徹底的に風刺されるのを黙って見てるなんてこと考えられないからね。

スピーチの映像はこちら。テキストはこちら