誕生日

32歳だぁ。 頭の中はろくに成長してないのですが、もう「いい年」に近づいている(なってしまった)んだろうか。とりあえずこの1年は帰国したり就職したりといろいろあったんで、まあよしとしよう。相変わらず映画観たりアメコミ読んだりしてダラダラ生活してるだけで、別に生きてて楽しいことなんて1つもないわけですが。

でも世間並みに結婚の心配をしたり、心の癒しを求めたりするのも何かツマらない気がするので、ここは一発アラン・ムーア先生やグラント・モリソン先生を見習って魔法(特にカオス・マジック)を勉強してみようかなと思うのです。あれはなかなか体に良いものらしいので。

魔法といえば前にモリソンがアルファベットを加工したシジル(魔法の印)の作り方を説明してたんだけど、あれって日本語ではどうやって作るんだろう。

「CIVIL WAR」開始

マーヴェル・コミックスの大イベント的ミニ・シリーズ「CIVIL WAR」の#1を読む。ストーリーはマーク・ミラーでアートはスティーブ・マクニーブン。 話のおおまかな内容は、B級ヒーロー・チームであるニュー・ウォリアーズと、これまたB級のヴィラン(悪党)チームが市街地で戦った結果巨大な爆発が生じ、数百人もの犠牲者が出る大惨事となってしまう。これにより世間ではスーパーヒーローに対する風当たりが強くなり、彼らを規制するための法案が国会に提出されようとしていた。そしてヒーローたちの間でも、この法案に賛成するアイアン・マンたちと反対するキャプテン・アメリカたちのあいだで軋轢が生じ、やがてタイトル通りの「内乱」へとつながっていくのだった…というようなもの。普通はヒーローたちを規制する前に、ヴィランたちへの規制や罰則を強化するもんなんじゃないの?という気がするけどね。

ここ数年のミラーの作品って「アルティメイツ」や「オーソリティー」のように過度に政治的かつ暴力的なものが多く、しかも師匠のグラント・モリソンのようにストーリーをユーモアや奇抜なアイデアでカバーする技量に欠けてるものだから、なんか話がギトギトして嫌だったのです。昔に「スワンプ・シング」を書いてた頃は良かったんだけどなあ。んでこのミニ・シリーズもまた、現実世界のアメリカにおけるパラノイア(パトリオット・アクトとか)が結構露骨に反映されている。でも一読した限りでは、そんなに悪くはなかったかな。確かに内容は政治的なんだけど、ストレートなヒーローものとしてもそれなりに楽しめることと、まだ全7話中の第1話なので、あまり話が深いところまで行ってないというのが主な理由だろう。少なくとも「次もぜひ読みたい」と思わせてくれるくらいの作品。あとスティーブ・マクニーブンのアートは非常にいい。

あと6話でどのような展開になるかまるで分からないけど、ダメダメだったこないだのミニ・シリーズ「HOUSE OF M」よりかはマシなものになるんじゃないだろうか。

劇場鑑賞 対 DVD鑑賞

昨日の「ヒストリー・オブ・バイオレンス」と、こないだの「40歳の童貞男」はアメリカのアマゾンからDVDを注文して鑑賞したんだが、そのときの価格が配送料込みで42.89ドル。日本円で5000円ほどだから、DVD1枚あたり2500円という計算になる。日本の映画館のチケット代が1800円とすれば、チケット代+映画館までの交通費が大体同じくらいの金額になるのかな。要するに何を言いたいのかというと、最近じゃ映画を劇場で観るのとDVDで観るのってあまり大差なくなってんじゃないのかなあ、ということです。独断と偏見で両方のメリット&デメリットを挙げると: 劇場のメリット:
●デカいスクリーン&高品質のサウンドシステムがある
●DVDよりも早く作品を鑑賞できる

DVDのメリット:
●自分の部屋でいつでも鑑賞できる
●特典映像が楽しめる
●日本未公開の作品も観れてしまう

劇場のデメリット:
●鑑賞できる時間・回数が制限されてる
●映画館に足を運ぶ必要がある
●周りの客が不快なときもある

DVDのデメリット(輸入版のとき):
●リージョンコードの制限がある
●日本語版がない
●発送に時間がかかる

とりあえずこんなところかな。これが日本版のDVDだと上記のデメリットがない代わりに、劇場公開から3ヶ月くらい待たないと購入できないわけだが。でも最近は劇場公開からDVD発売前の期間がずいぶん短くなってきてるんだけどね。80年代にVHSが勢力を伸ばしてきた頃は、作品のVHS化を遅らせることにより劇場へ客を呼ぼうとしてたけど、最近は逆に劇場公開時に大きな宣伝をして、その宣伝効果が薄れないうちにDVDを出す、という方法がとられているわけです。ちなみにこないだアメリカではスティーブン・ソダーバーグの新作「BUBBLE」が劇場公開・DVD販売・ネット配信が同時に開始されるという画期的な出来事があったものの、劇場主たちからの猛反発に遭い、興行成績は散々なものだったとか。

個人的にはやはり映画って映画館で観るべきものだと思うし、他の観客と一緒に映画を楽しむ経験は大切なことだと思うんだけど、チケットに1800円も払う気にはなれないし、どこぞのカップルやオバさんたちと肩を並べて鑑賞するのも気が進まないので、カナダから帰ってきてからは1度も映画館に行ってない(試写会は除く)のです。これって良くないことなのかなあ。でもDVDのコメンタリーによって製作者の意図がやっと理解できるケースなんかも多々あるので、当分は劇場に足を運ぶよりもDVDを注文する生活が続くんじゃないだろうか。

「ヒストリー・オブ・バイオレンス」鑑賞

デビッド・クローネンバーグの最新作「ヒストリー・オブ・バイオレンス」を観る。米アマゾンからDVDを購入したんだけど、もう日本でもやってんだって?劇場に行くの面倒だからまあいいや。 これは「クラッシュ」や「スパイダー」といったクローネンバーグの他の作品に比べると、意外なくらいにストレートな内容の映画だった。後半のストーリー展開が原作とかなり違っているけど、映画版は独自にうまく話をまとめていっているし、細かく比較するのは野暮でしょう。

原作では主人公ひとりの「暴力の歴史」に焦点が当てられていたのに対し、映画では1つの暴力行為がさらなる暴力を呼び、さまざまな人々(特に主人公の息子)に影響を与えていくという点が興味深い。しかもその暴力の大半は無差別・無意味な殺人なんかではなく、自分が生き残るために必要な行為として淡々と行使されていく。まるで人間はどんなに文明化しようとも、結局は暴力的な生き物なんだよと示すかのように。そしてその代償として、ごく普通の家庭だったはずの主人公一家の結束にはヒビが入っていく。でもここらへんの描写はかなり微かなものだし、エッチなシーンやアクションもそれなりにあるので、そのままテレ東の木曜洋画劇場向けの作品になりそうかも。プロット自体はトラッシュ映画、という点では「ザ・フライ」とかに通じるものがあるかな。んでもってラストはちょっとホロッとさせてくれる。

冒頭に出てくる、いい年した奥さんのコスプレにはちょっと引いたけどね。

「INFINITE CRISIS」読了

DCコミックスの大イベント「INFINITE CRISIS」の最終話である#7を読む。途中での感想については以前に書いたけど、いざ読み終わっても、まあ、何というか、「悪くはないんだけどメチャクチャいいわけでもない」シリーズだったなあ、という感じ。「ZERO HOUR」よりは良かったけどね。 ヒーローたちが悪党と壮絶に戦うシーンなんかはかなり面白いんだけど、やはり気になってしまうのが黒幕の正体。シリーズの前作にあたる「CRISIS ON INFINITE EARTHS」でアレックス・ルーサーやスパーボーイは美しく別世界へと旅立っていったわけで、そんな彼らが悪者となって戻ってくる動機付けがどうも弱いように感じられるんだよね。うーん。最後に惑星型グリーン・ランタンであるモゴが登場したのはマニア心をくすぐられましたが。

まあこのイベントによりDCユニヴァースは相当変わるみたいなので、今後の展開に期待しましょう。