ハロウィーンということで、隣人のオヤジを手伝うことになる。
仮装した子供たちが家にやってくるので、こちらは怪物のマスクをかぶりながらお菓子を配ったりするわけだ。こうした伝統的な(?)ハロウィーンは初めてなのでなかなか楽しい。隣人たちとも仲良くなれるいい機会だった。街の中心部と違って、今いる所はもっとコミュニティー意識の強い所なので、和気あいあいとしてるのがいいんじゃないでしょうか。
投稿者: Kingink
トロント雑記 その6
部屋探しのほうは、本来ならば都市の中心部に近いところが良かったのだけど、家賃が高い/設備が悪い/短期滞在できない(どれだけいるか不明なので)などの理由で、あまりいい部屋を見つけることができなかった。いちおうチャイナタウンの部屋とか若者同士がシェアしてる部屋とかを訪問してみたのだけど、どうも汚れていたり設備(テレビとかネット回線とか)が整っていなかったりしたので、最終的には日本語のフリーペーパーで見つけた、ビーチズという東のはずれにある地区の家に、大家さんとシェアで住むことになった。ビーチズといっても海辺でなく湖畔の家なのだが、オンタリオ湖は巨大なので海にしか見えなかったりする。もっと都心に近いところに一人暮らしをすることも考えたのだが、最初はやはり現地の人にいろいろ生活のコツを教えてもらったほうがいいかと思ったのと、日本にも住んでいたという大家さんがいい人に見えたので、つい先日ホステルから移って来た。もちろんテレビやネット環境も揃っており、近くに映画館(2番館)もあるので退屈はしないだろう。グレン・グールドの生家の近くらしい。もちろん家でゴロゴロしてるわけにもいかないので、来週からは仕事探しなどをしないといけないわけだが。
トロント雑記 その5
個人的にショックだったのは、イギリスの有名DJジョン・ピールが亡くなったこと。彼の番組を聞いてたのは1990年くらいのことだけど、もはや全ての音楽ジャンルを超越したような感じでハードコアとかラガとかをかけながら、飄々とした口調でDJをしていたのが印象に残っている。年もとっていたし、体調も良くないという話を聞いていたけど、ペルーで客死とは。合掌。
それに関連して1つ。トロントの書店でイギリスの音楽雑誌NMEを久しぶりに読んだけど、何だよあれは。俺が好きだった(高校時代に海外から取り寄せてたほど)NMEはもっと分厚くてインディー系のバンドの情報がたくさん載ってて、アングラでチープな感じがしてたのに、最近のは全編カラーで薄っぺらくて、アメリカの人気バンドにコビを売ってるような内容になっていた。ダメだよあんなんじゃあ。値段も15年前にくらべて3倍になっていた。
トロント雑記 その4
トロントに到着してから新潟の地震のことを知ったのだが、震度7とは。知人の実家は大丈夫だったらしいが、台風やら地震やら今年の日本は災害続きのような気がする。災害といえばイラク戦争もそうだが、ワーキングホリデーで外国に渡った日本人が人質になって殺されたとか。なんでイラクなんぞに行っていたのかは知る由もないが、同じくワーキングホリデーを使っている者としてはあまり他人事に思えない。イラク戦争の大義なんて完全に崩壊しているのだから、日本が撤退するのが一番の解決策だと思うけどね。これでケリーが大統領になったら、日本はアメリカにど付随してくのでしょう。
トロント雑記 その3
部屋探しの合間に映画館で「Shaun Of The Dead」と「Team America: World Police」を観る。前者はとても面白い。コメディとしてもゾンビ映画としても秀逸なイギリスの映画。それに比べて「Team America」は凡作だった。最大のウリであるはずの「人形劇」の部分は観ててすぐ飽きるし、ストーリーも先が読めるのでそんなに面白くない。結局のところエログロの描写が一番面白かったりする。
ちなみにカナダの映画の入場料は1000円から1400円くらいのところか。全体的に物価は東京よりもやや安いものの、税金が15%もかかるので値札を見て勘定をすると痛い目にあうことになる。あと出発前にも聞いていたが、印刷物(紙類)が高い。コミックなんて1部が5ドル近くもするもんだから、とてもじゃないが買えない…ので立ち読みでガマンする。書籍なんかが特にそうだが、アメリカ製のものはまだカナダドルが弱かったころのレートで値段が付けられているのだが、最近ではカナダの経済力が強まった(あるいはアメリカのそれが弱まった)ので、それが不公平なレートになっているのだと思う。なおカナダドルの価値が上がったことは、外国の企業にとってはカナダでの人件費が上がったということになるので、カナダの映画産業は今までのようにアメリカからの仕事を大量に受けることができず、スランプ状態なのだとか。こんなんで俺は当初の望み通り、映画関係の仕事を見つけることが出来るのだろうか?