クローネンバーグのオペラ

クローネンバーグ先生が来年なんと「ザ・フライ」のオペラを演出するらしい

どんなものになるのか全力で考えてみたんだが、まるで想像がつかない。なぜ「ザ・フライ」?「スキャナーズ」とか「スパイダー」とかならまだ分かるような気もするが「転送装置に紛れ込んだハエ」なんてステージでどう表現するんだろう。

来年の夏頃パリとロスで公演予定。観たい。

「THE DARK KNIGHT」トレーラー

公開されてた。このサイズだとやはりフラッシュの映像ってキツいものがあるな。まあHDのmovファイルがちゃんと落とせるようになってますが。個人的にはジョーカーよりも、アーロン・エックハート演じるツー・フェイスがどのように話に関わってくるのかに興味があるのです。あのキャラってきちんと使いこなせば非常に面白くなり得るので。「バットマン・フォーエバー」のやつはダメダメだったなあ。

「メトロポリス」のリメイクだぁ?

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俺が今までいろいろ映画を観てきたなかで、生涯のナンバー1作品はフリッツ・ラングの「メトロポリス」(1927)であることは以前にもどっかで書きましたが、その「メトロポリス」のリメイク話が持ち上がってるそうな。最近のリメイク狂いもここまできたか。しかも関わってるのはカロルコの古ダヌキ、マリオ・カサールだって。

「メトロポリス」の何が素晴らしいかというと、特殊効果はおろか音声も色もなかった時代に、あれだけの壮大な物語を脚本と演出で描ききったことが1つ。それと20世紀前半における社会の機械化に対する憧れと畏怖、資本家と労働者の広がる格差といった当時の思想が巧みに表現されていることに俺は感服してしまうのです。あとナチスの影響もどっかに出てるはずだ。要するに今から80年もの昔に、膨大な人力を動員して1927年のツァイトガイストを具現化すると同時に当時の未来に対する希望と恐れを映しだしている作品なわけで、これは今となっては文字通り失われた芸術だよなあ。実際にフィルムの一部は失われているし。とにかく作品の持つパワーというのが半端じゃないのです。

で、これを今になってリメイクしようとしたってさ、窓の外には高層ビルが建ち並び、あらゆるものが機械でオートメーション化されてる時代に我々は生きているわけで、そこでリメイクすることに何の意義があんの?美女に化けるロボットなんて今どきどこのガキも驚きませんぜ。そんなんだったらメディア王を描いた「市民ケーン」をリメイクしたほうがまだ現代に通じるものがあると思うけどね。

その昔マドンナがPVで「メトロポリス」をパクったときも頭にきたが、今回はもっと非道くなりそう。せめてジョルジオ・モルダーがやったような、最近の音楽をつけて再公開するくらいの程度にしといてくれないかね。

「Harold & Kumar Escape from Guantanamo Bay 」トレーラー

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来た!あのバカ映画「ハロルド&クマー」の続編のトレーラーだ!

マリファナ天国のアムステルダムに向かった2人だが、クマーがアルカイダに、ハロルドが北朝鮮人に間違えられてグアンタナモ送りになるという、なかなかキツいジョークのきいた作品になりそうで期待できる。「デイリーショー」のロブ・コードリーが出てるほか、前作に続いてニール・パトリック・ハリスが(ほぼ)本人役で出るみたい。上のポスターなんかもう主役扱いだなNPH。ああ早く観たい。

ハロルド役のジョン・チョウが「スタートレック」のスールー役に決まったことは以前にも書いたが、クマー役のカル・ペンも最近は「ドクターハウス」にレギュラー出演してるそうで、彼らの人気が上がっているのは喜ばしいこってす。