「ブレードランナー」新情報

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ちょっと前に書いた「ブレードランナー」の新ディレクターズ・カットだが、DVDは12月18日に発売されるらしい。ジャケットのイラストはドリュー・ストルザンか。

メイキング映像のディスクも付くらしく、これら「二つで充分ですよ!」という人も多そうだが、同時期に発売されるアルティメイト・コレクターズ・エディションは実に圧倒的。上記の2枚に加えて劇場版・完全版・最終版すべてが入ったディスク、フィリップ・K・ディックのインタビューなどが詰められたディスク、さらには幻のワークプリントが入ったディスクが収められ、ついでにユニコーンの折り紙(!)とかまで入って55ドルだってさ。ものすごく欲しい。送料高そうだけど。

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「ウォッチメン」キャスト決定

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昨日触れた、ザック・スナイダーによる「ウォッチメン」の映画化は着々と進んでいるようで、公式サイトが開設されたほか、サンディエゴで開かれているコミコンではキャストのお披露目があったそうな。

ビリー・クラダップ以外は知らないキャストばかり…。別に無名のキャストを使うことが悪いとは思わないけど、どうなるんすかね。クラダップがドクター・マンハッタン役というのもよく分かりませんが。「300」が大成功したおかげでワーナーはスナイダーの言うことをずいぶん聞いてるみたい。R指定にするとか、舞台を1985年のままにするとか、テリー・ギリアムだったらこうスムースには行ってなかっただろうなあ。

もちろん俺も今回の映画化にはそれなりの期待を抱かせてもらうけど、やはりあの作品って映画化は絶対に出来ないと思うのよ。HBOあたりで12時間のミニ・シリーズにするならまだしも、あの複雑な長編を2〜3時間の枠に収めるというのは不可能だと思うんだけどね。ましてやニューヨークがXXされて終わる映画なんて公開できないと思うんだが。

ウェス・アンダーソンの新作

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ウェス・アンダーソンの新作「The Darjeeling Limited」のトレーラーが公開されていた。

出演はオーウェン・ウィルソンにジェイソン・シュワルツマン、アンジェリカ・ヒューストンといったおなじみの面々にエイドリアン・ブロディが参加。インドを舞台にした3兄弟のロードムービー、ということは「BOTTLE ROCKET」に通じるものがあるのかな。前作「ライフ・アクアティック」はちょっと失速気味な作品だっただけに、今回は期待したいところです。

マイケル・ムーア、怒る パート2

「シッコ」の正当性を疑うようなクリップを流したCNNに対してマイケル・ムーアが激怒したことについて、CNNは実に素早く対処。クリップを製作した、CNNのキャスターでもある医師のサンジェイ・グプタとムーアの会談(衛星中継)を「ラリー・キング・ライブ」で行った。こういう機会を迅速に設けたという点では、CNNは賞賛に値する。

ムーアとグプタ、どちらの言い分が正しいかの判断はおまかせします。「アメリカよりもカナダの病院のほうが待ち時間が長いのは、アメリカの保険システムじゃ患者は病院にも行けないからだ」というムーアのコメントは鋭いと思う。


「Southland Tales」近況

カンヌ(去年のだよ)で酷評されてから公開が延び延びになっていたリチャード・ケリーの「Southland Tales」だが、夏の終わりにはトレーラーがやっと公開されるらしい…。って何でそんなに時間かけてるんだよ。あの衝撃のデビュー作「ドニー・ダーコ」なんて撮影に1ヶ月もかけてなかったじゃん。その一方では早くも次の作品である、リチャード・マシスン原作の「THE BOX」の製作がキャメロン・ディアス主演(なぜ?)で決まってるそうで、なんか仕事の組み方が変じゃないかと思う事しきり。

それにしても「ドニー・ダーコ」は凄まじい作品だった。ディレクターズ・カット版は観てないけど、あれって「キリング・ムーン」で始まらないらしいね。あの冒頭のシーンが一番好きなのに。