タイガー・ウッズの愛人コンテスト

前から話題になっていた、タイガー・ウッズの愛人を対象としたミス・コンテストがハワード・スターンの番組で行われたらしいぞ。それでめでたくジェイミー・ジャングラース嬢が優勝して7万5000ドルの賞金を手にされたそうです。ハワード・スターンってこういうこと平気でやるから凄いよな。おかげで彼の公式サイトはアクセス数増加のためクラッシュしたんだとか。一体どれだけの人がアクセスしたんだか。でも出場者が3人というのは寂しいな。最初はもっと多くの愛人に出場を要請してなかったっけ?

その一方でタイガー・ウッズはイメージ改善を図るためにブッシュ政権のスポークスマンだったアリ・フライシャーを雇ったんだとか。それってさらにイメージを悪くしないか?

来シーズンはマイノリティが主演のシリーズが増えるんだと

今年の秋に始まる新シーズンに向けて、アメリカではTVシリーズのパイロット版製作が本格的になってくるわけですが、今年は例年に比べてマイノリティが主役を演じる作品が多いという記事があった

ざっと読んだ限りではフォレスト・ウィテカーやマギー・Qといった人たちが主役を務める作品が作られるほか、主役ではないものの「ハワイ5−0」のリメイクにはダニエル・デイ・キムとかグレイス・パークなんかが出演するらしい。以前はマイノリティというと黒人かラテン系くらいに限られてたけど、最近はインド系とかアジア系も増えてきてるのは良いことですね。

しかし「ハワイ5−0」だの「ロックフォードの事件メモ」だの、相変わらず過去の作品のリメイクばっか作られるよな。映画のほうも続編とかリメイクとかゲームの映像化とかばっかりで、最近どこもアイデアが枯渇しているのが如実に感じられるのです。

「PARENTHOOD」鑑賞

去年の秋口から話題になってたような気がするNBCの新作ドラマ。ロン・ハワードの1988年の映画「バックマン家の人々」をTVドラマ化したもので、あの映画は以前にもシットコム化されてるらしい…元の映画を観てないので何とも言えないけど、それだけ再映像化されるということはアメリカ人のあいだで人気のある映画なんだろうか。

今回のバージョンでは主人公の一家がブレイバーマン家という名前になっていて、いろいろ口うるさい一家の長とその妻、彼らの2人の息子と2人の娘、さらにその伴侶と子供たちという3世代に渡った大家族における生活や子育ての姿を描いたファミリードラマになっている。一家の長男は息子がアスペルガー症候群だと診断されてうろたえたり、グータラな次男は恋人に子づくりをせがまれたり、離婚歴のある長女は2人の子供を抱えつつも新たな恋人を探したりといった、まあ以前にもどこかで観たような展開がいろいろ続いてく内容になってたかな。全体的に登場人物が多すぎるうえに話が詰め込まれすぎていたかも。

主役を「シックス・フィート・アンダー」のピーター・クラウスが演じるほか、クレイグ・T・ネルソンや「ギルモア・ガールズ」のローレン・グレアムが出てたり、さらには「イディオクラシー」のダックス・シェパードがいたりとキャストはなかなか豪華。主要キャストが全員白人だというのはどうかと思うけどね。演出やカメラワークも凝ってるし、決して悪い作品だとは思わないけど、個人的にファミリー・ドラマってあまり興味がないので、次も観たいという気にはならなかったな。

あとロン・ハワードの映画をTVシリーズ化するんだったら、「ガン・ホー」がちょうど旬でいいんじゃないの?トヨタ(がモデルの会社)を舞台に、地に墜ちた会社の評判を日本人社長とアメリカ人従業員が頑張って立て直していく内容とかにしてさ。

「THE CORNER」鑑賞

「THE WIRE」のデビッド・サイモンとエド・バーンズが書いた本をHBOが2000年に映像化したミニ・シリーズ。自身もボルチモアのストリート出身であるチャールズ・S・ダットンの監督のもと、ボルチモアで貧困と麻薬から抜け出そうとする人々の悲劇を描いている。

話の中心となるのは麻薬常習者のゲリーとその元妻で同じく常習者のフラン、および二人の息子であるデアンドレの3人。ゲリーは麻薬を断ちたいと思いつつも売人のいる街角(コーナー)の誘惑から勝てず、麻薬を買う金を日々どうにか工面するホームレス同様の暮らしを送っており、フランもデアンドレとその弟を女手一つで育てるストレスなどから麻薬に手を伸ばしてしまう毎日を送っていた。そしてデアンドレはろくに学校にも行かず、バイトをしてもすぐ辞めてしまうことから楽な儲けを狙って麻薬の売人の道を進もうとしていた。そしてついにフランは麻薬を断とうと施設に入所するが、その一方ではデアンドレが恋人を妊娠させてしまっていた…というのが大まかなプロット。また現在の彼らの姿にあわせ、過去の彼らが裕福で幸せだった頃の姿と、麻薬に手を染めて転落していった頃の姿がフラッシュバックで紹介されていく。

主人公の3人や彼らをとりまく人々はみんな実在の人物をモデルにしており(シリーズの最後に本人たちが登場する)、貧しいストリートの描写は真に迫ったものになっている。ただし個人的には「THE WIRE」を先に観てたこともあって、『「THE WIRE」のプロトタイプ』という印象が最後まで拭えなかったかな。ミニ・シリーズと長編ドラマを比べるのは不公平だろうが、この作品では貧しき人々たちの姿だけが描かれていたのに対し、「THE WIRE」は警察や市政や教育という様々な分野に焦点をあて、なぜ貧困が消えず麻薬の売買が行われ続けるのかをきちんと説明した神のようなドラマであったわけで。ちなみに後に「THE WIRE」にも出てくる役者がたくさん出演していて、殆どが麻薬常習者を演じているのが面白かったな。

あと細かいことを言えば、どのエピソードも冒頭が登場人物に対するインタビューの形式をとっていて、なぜ彼らが今のような境遇になったかを尋ねたりするんだけど、そこだけ変に教育映画みたいな雰囲気になっていて好きにはなれなかったかな。

決して悪い作品ではなくて、むしろ傑作の部類に入るミニ・シリーズだと思うけど、今だったらこれを観るよりも「THE WIRE」を観ることをお勧めします。

「TRINITY」鑑賞

架空の名門大学を舞台にしたイギリスのドラマ。

900年もの長い歴史を持つブリッジフォード大学は、今まで数多くの有力者たちを輩出してきた由緒ある大学だった。そこで新たなる学期が始まり、カレッジの1つであるトリニティ・カレッジにも様々な新入生たちがやってくる。そのうちの一人、シャーロットは父親もトリニティの出身でそこの教授も務めた人物だったが、謎の理由で突然そこを離れ、2週間前に他界したばかりだった。ほかにも成績優秀の黒人青年セオや、マリファナばかりやってるラージやアンガスといった連中が新入生としてやってくるのだが、トリニティでのクラブやイベントは上流階級の子息が取り仕切っており、彼らのような一般家庭出身の学生たちはろくに見向きもされないことを思い知らされる。その一方では新しい学長がトリニティに就任するのだが、その裏では古参の教授たちがよからぬ目的を抱えて暗躍していた。そしてトリニティにはさらなる暗い秘密があった…というような話。

第1話を観た限りではよく分からないんだけど、トリニティの奥深くでは怪しげな科学実験が行われていたり、殺人が起きたりといろいろ謎めいた展開になっていくらしい。でも話の大半は若者の乱痴気騒ぎの描写に費やされていて、みんな見境なくパコパコやってるような。「ゴシップ・ガール」のようなドロドロとしたメロドラマにしたいのか、「ドクター・フー」のようなミステリアスなものにしたいのか、どうもどっち付かずの感が否めず…。アメリカのドラマがイギリスのものよりも圧倒的に上手な点があるとすれば、若者がセックスしてる映像を巧妙に茶の間に届けられるところなので、そういうところで勝負に出てもアカンよな。

俺はむかしイギリスのケンブリッジに住んでたので、こういう名門大学の描写などは比較的懐かしい気持ちで観ることができましたが、次の話も積極的に観たいという気にはならなかったな。イギリスのドラマだったらこれよりも優れたものが他にたくさんあるんじゃないですか。