打ち切りからはや数年、未だに根強い人気を誇る「Arrested Development 」(邦題忘れた)に映画化の話があがっているらしいぞ。これには期待せずにはいられまい。番組のプロデューサーがロン・ハワードだから、やはり映画業界に顔がきくのかな。
しかしまあ脚本家組合のストが終わらないと映画化の話も進展しないわけで、いいかげんあのストは終わりにしてもらいたいもんです。
打ち切りからはや数年、未だに根強い人気を誇る「Arrested Development 」(邦題忘れた)に映画化の話があがっているらしいぞ。これには期待せずにはいられまい。番組のプロデューサーがロン・ハワードだから、やはり映画業界に顔がきくのかな。
しかしまあ脚本家組合のストが終わらないと映画化の話も進展しないわけで、いいかげんあのストは終わりにしてもらいたいもんです。
今回でとりあえず終わり。最後の部分だけあってネタバレ的要素が多いので注意。
・「黒本」を読み終えたミナとクォーターメインはそのままロケットに乗ってスコットランドの目的地へ向かう予定だったが、ロケットに着陸機能が無かったため命からがらパラシュートで脱出することに。それを追ってすぐに駆けつけるボンドたち。捕まる寸前だったミナたちを救ったのは意外なキャラクターだった。
・このキャラクターが誰なのかはここで書かないが、それなりに議論の的になりそうなキャラクターであることは間違いない。彼を登場させたムーアの意図は?
・ダウンしたボンドとエマ・ピールに代わってミナたちの後を追うブルドッグ・ドラモンド。ここでまた一悶着あって隠された事実が明らかになりますが、詳細はここでは書きません。
・無事ボンドたちから逃れたエマたち一行は、気球に乗って彼らの本拠地「ブレイジング・ワールド」へ向かいます。この「ブレイジング・ワールド」は色彩と空間がラリリまくった不思議な世界で、絵はすべて赤と青の3D処理がされているためきちんと読み進むには本の付録である3Dメガネが必要となります。ちなみに3D処理はかなり凝っていて、赤と青のどちらか片方で見ると姿がまるで異なるキャラクターがいるなど、従来の3Dコミックよりもずっと奥の深いものになっている。
・「ブレイジング・ワールド」に降り立ったミナたちはオーランドーと再会。ここからの展開は加速的にラリっていきます。しばらく辺りを歩いた彼女たちはプロスペローに遭遇。彼に「黒本」を渡して任務完了となるのでした。
・最後はプロスペローがこれまた難しい大演説を行って終了。うーん、こういう終わり方でいいんだろうか。「Black Dossier」、最初から最後まで常識を逸脱したコミックであった。読み応えがあったのは間違いないけどね。
ちなみに「リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン」の冒険はこれで終わりではないぞ。次は「Century」という3巻シリーズが刊行予定で、それぞれ1910年、1968年、2008年を舞台に「リーグ」の活躍が描かれるそうな。いま判明しているあらすじをざっと紹介すると:
第1巻 1910年
舞台はロンドン。ハレー彗星が夜空に浮かぶなか、謎めいたオカルト教団がムーンチャイルドをこの世にもたらそうとしていた。その一方では19世紀末の殺人鬼が再び登場し、再び人を殺し始める...。恐らくこの頃の「リーグ」のメンバーはカーナッキやオーランドーなどで、「黒本」に書かれていた冒険も描かれるのでは?殺人鬼というのは切り裂きジャックのことだろうが、ここでもその正体はウィリアム・ガルなんだろうか?
第2巻 1968年
サイケデリック・ブームに沸くロンドン。その裏ではギャングたちとオカルト集団が手を組もうとしていた。ここでもムーンチャイルドの出現を防ぐため、ミナ率いる新生「リーグ」が出動する…。「リーグ」のメンバーは誰になるか不明だが、3〜4人程度になるらしい。ジェリー・コーネリアスが登場するらしいが、「リーグ」の一員になるのかも分からない。
第3巻 2008年
世界は破滅に近づいていた。「リーグ」はもはや存在せず、ムーンチャイルドはついに生まれ、その恐るべき宿命を全うしようとしていた。中東では戦争が続き、カシミールでは原爆を搭載した潜水艦を操るシーク教徒が原爆戦争の引き金を引こうとしている。そしてロンドンの精神病院には、全ての答えを知っていると主張する女性患者が収容されていた…。
あらすじだけでも非常に興味をそそられるんだが、ムーアによるとこの3巻のテーマは現実の歴史に即した「文明の堕落」であり、とってもとっても暗い内容のものになるらしい。「ミラクルマン」の終盤みたいになるのかな。読んで鬱になるようなものだったらどうしよう。何にせよ早ければ今年中にも第1巻が発売される見通しなので、今から期待しておこう。

「if もしも‥‥」そしてこないだ観た「オー!ラッキーマン」に続く、リンゼイ・アンダーソン&マルコム・マクダウェルのコンビによるミック・トラヴィス3部作の完結編「ブリタニア・ホスピタル」を観た。もっとも今回のトラヴィスは脇役的存在であり、特に主人公のいない群像劇になっている。
舞台となるのはイギリスの大病院ブリタニア・ホスピタル。建築500周年を迎えたこの病院はイギリスの上流階級ばかりかアフリカの独裁者も滞在するような由緒ある施設だったが、スタッフのストライキによってその機能はマヒする寸前だった。おまけに病院の外には独裁者に対するデモ隊が集まり、一発即発の不穏な雰囲気が漂っていた。その一方で病院の幹部たちは皇族の来訪を控えて準備に大忙し。そんななかテレビ局のジャーナリストとなったミック・トラヴィスは、病院内で実際に何が起きているのかを探るために、小型カメラを抱えて設備に侵入するが、そこで彼が目にしたものは…。というのが話のものすごく大まかなプロット。
病院をイギリス社会の縮図としてとらえ、上層部の緩慢、医者の虚栄、メディアの偽善、不平ばかりたれる労働者、そして飾りでしかない皇族などを辛辣に描いている点が非常に素晴らしい。「オー!ラッキーマン」に比べて良くも悪くも社会風刺が毒々しいものになっていて、気違い医者の毒牙にかかってものすごくヒドい目にあわされるトラヴィスの運命が何とも哀れである。しかもその医者が何の報いも受けないまま、最後にやたらカッコいい大演説をぶつところがこの映画の狂気を示しているといえよう。後半から終盤にかけて病院をとりまく状況がどんどんエスカレートしていき、デモ隊が暴徒と化すカタルシスには圧倒される。
ちなみにこの作品(1982年公開)を撮ったときのアンダーソンは60歳になろうとする頃。若手なんかより年取った監督のほうがずっと社会的にトンガったものが作れるという好例であろう。暴徒のシーンなんかは描写が本当に手慣れているというか何というか。80年代初頭に比べても、最近のイギリス映画はいかに勢いが無くなったかを考えさせられる作品だった。
体重が平均よりも軽くて毎週ジムに通ってて、食べ物も気をつけてるはずなのに去年よりも中性脂肪の値が高いってのはどうゆうこったい。おまけに血圧が高いとか肺活量が弱いとか、ろくでもないことばかり告げられてしまった。こうして俺はオヤジの体になっていくのか。あと腹部エコー検診をやけに長くやってたのが気になるな。検査結果が届くのが今から怖い。