iPlayer視聴成功

ネットワークに関する無い知恵を振り絞って、TorとかViadaliaとかいうソフトを入れてゴニョゴニョしたことで、英国BBCのオンライン視聴サービス「iPlayer」を日本から視聴することに成功。HotspotShield一発で解決できたhuluにくらべてやたら手間がかかったぞ。

ただしプロクシを通してるせいかスピードが遅くて、あまり実用的ではないかな。あと映像もhuluに比べてあまりきれいではないみたい。でもイギリスの番組は日本ではなかなか観れないものも多いので重宝したい。

「THE MIDDLEMAN」鑑賞

iTunesストアで無料配布されていた「THE MIDDLEMAN」なるドラマのパイロット版を観る。ABC Familyの番組だからガキ向けの薄っぺらい内容かな、と思ってたら実はかなり楽しめる作品だったのであります。

内容はいわゆる「メン・イン・ブラック」的なアクション・コメディになっていて、アーティストを目指す派遣社員のウェンディという女の子が、ひょんなことからミドルマンという特殊エージェントに雇われ、彼の相棒として悪の科学者たちの野望を阻止していくというもの。ミドルマンというのは長年にわたって受け継がれてきた役職のようなもので、謎の上役からの使命を達成していく「中間業者」なんだそうな。

基本的にキャラクター設定やセリフまわしが巧みで、ストーリーの展開も早くて飽きさせない。ただしアクションとかもあるんだが、低予算のせいか全体的にまったりした部分があって、それが逆にシュールな雰囲気を生み出すことになっている。ウェンディの周囲の人間がみなスラッカー(グータラ人間)だということもあり、絶妙なユルさがあって楽しいのでありますよ。

ウェンディを演じるナタリー・モラレスという女の子はロザリオ・ドーソンをちょっと引き延ばしたような感じで、まあ許容範囲。パイロットでは「24」のクロエことメアリー・リン・ライスカブが悪の科学者を演じてるんだが、なぜか露骨に手を抜いたセリフ棒読みの演技を披露していて、それがさらに話のユルさを増す結果になってるのが面白い。

あと「コミックは読むか?」「(…)パワーズやフェル、アストロ・シティ、ザ・スピリット、アルティメイトじゃないXメン、マウス・ガード、あとザ・フラッシュね」「(好きなフラッシュは)バリー・アレンかウォリー・ウェストか?」などというアメコミに関する異様に深い会話が出てきて仰天したんだが、それもそのはずこの作品って原作がマイナーな出版社から出ているコミックなんだそうな。そんなコミックがあったとは知らなんだ。今度チェックしてみよう。

とりあえずこのパイロットの出来が今後も維持できるようであれば、相当面白いシリーズになりそうで期待できる。パラマウントの誰も知らない傑作シリーズ「Special Unit 2」くらいの出来になるんじゃないかな。

LPレコードの復活

アメリカではCDの売れ行きが下がった反面、LPの売れ行きが上がったそうな。もちろん数で比べるとCDのほうが断然売れてるわけだが、LPも捨てたもんじゃないな、と。

最近はLPを買うと同じアルバムのmp3版が無料ダウンロードできるというサービスも広まってきたらしくて、要するにLPレコードの欠点(?)だった「音をデジタル化して保存しにくい」という点をうまくカバーしているわけだ。

このトレンドは日本にも普及しているようで、最近は家電店とかでLPプレーヤーをよく見かけるようになった気がする。俺もLPレコードを直接MP3録音できるプレーヤーが欲しいんだよな。小金が貯まったら買ってしまおうかな。

iPhone 3G

7月11日とはずいぶん早いな。9月ころになるかと思ってたけど。品切れが予測されるから実際に入手できるのは秋口になったりして。3年前のオンボロ携帯を我慢して使い続けてきたのがやっと報われるというものです。ただし友達がいないから携帯なんて滅多に使わないのですが。

あとは料金体系がどんなものになるかを見極めないといかんな。それとPalm TXで大変重宝しているAvantgoのような、オフラインでサイトが閲覧できる環境が揃っているかもすこし心配。

「Religulous」トレーラー

アンチ宗教(あとアンチ結婚)のスタンスで知られるコメディアンのビル・マーが、世の中の宗教のバカバカしさを説明していくドキュメンタリー「Religulous」のトレーラーが公開されていた。

こないだは保守系TVパーソナリティのベン・スタインによる創造論バンザイ映画「Expelled: No Intelligence Allowed」(オノ・ヨーコが訴えたやつ)が公開されてたけど、こうしたドキュメンタリーを観に行く人たちって既に製作側の考えに同意してるような人たちが大半で、信心深い人が「Religulous」を観に行って信仰を捨てた、なんてことはまず起きないんじゃないだろうか。

ちなみにビル・マーってアンチ宗教の割には半分ユダヤ人であることをよく主張していて、イスラエルも積極的に支持してるんだよな。アメリカの映画とか文学にはいろいろ接してきましたが、いまだにユダヤ人のアイデンティティの定義(カソリックのユダヤ人というのはあり得るのか、とか)はよく分からないのであります。