
謹賀新年なんたらかんたら。
2007年もまた嫌な年であった。友達いないし彼女いないしお金ないし仕事つまんないし。何も改善したことなかったな。でもこないだネット上の不幸自慢(?)を読んでて実感したけど、大きな病気をしてないだけマシですかね。突然病魔に襲われて、体ボロボロになって仕事クビになるなんてことがあればそりゃもう大変だろうから。というわけで人生最悪の年というのはこれから来るんだろう。今年がそんな年になりませんように。
今年もよろしくおねがいします。

謹賀新年なんたらかんたら。
2007年もまた嫌な年であった。友達いないし彼女いないしお金ないし仕事つまんないし。何も改善したことなかったな。でもこないだネット上の不幸自慢(?)を読んでて実感したけど、大きな病気をしてないだけマシですかね。突然病魔に襲われて、体ボロボロになって仕事クビになるなんてことがあればそりゃもう大変だろうから。というわけで人生最悪の年というのはこれから来るんだろう。今年がそんな年になりませんように。
今年もよろしくおねがいします。

日本じゃ殆ど無名の存在だが、イギリスで注目されている映画監督にシェーン・メドウスという監督がいて、派手なアクションとかCGIとは無縁の、ミッドランズ地方を舞台にした社会派作品をコツコツと作っている職人肌の監督なのであります。第2のケン・ローチになる存在じゃないかな。そんな彼の自伝的映画「THIS IS ENGLAND」がアメリカでも高い評価を受けていたのでさっそく観てみる。
舞台は1983年のイギリス。12歳の少年ショーンは父親をフォークランド紛争で亡くし、学校では友達ができずにいじめられる毎日だった。そんな彼はふとしたことからスキンヘッズの若者たちと友達になり、彼らの一員となって楽しく遊ぶようになる。しかしある日、彼らのリーダーだったコンボという男が刑務所から帰ってきた。刑務所でナショナル・フロント(イギリス国民戦線)の極右思想に感化された彼は、積極的に移民の排斥活動を行おうとしてショーンたちのグループを二分してしまう。コンボの側についたショーンは、自らも人種差別や犯罪活動に手を染めていくことになる…。というのが主なプロット。
俺もちょうどこの頃イギリスに住んでいたけど、あの当時の独特な雰囲気を的確に再現している点が素晴らしい。サッチャー政権のもとで失業者は増加し、フォークランドでは多くの兵士が殺され、冷戦の暗い雲がたちこめるなかナショナル・フロントは力を増していったんだよな。あとコンボとジャマイカ系スキンヘッドの微妙な関係とか(スキンヘッド文化はもともとジャマイカ系移民が始めた)の描写も興味深い。最近はイギリスでもスキンヘッズは減ってきたらしいが、1つのカルチャーをきちんと映像に収めたという意味では「さらば青春の光」に匹敵する傑作かと。

傑作!「AVクラブ」では「ヒストリー・オブ・バイオレンス」ほどではない、というような評がされていたけど、個人的には原作からあらすじを事前に知っていた「ヒストリー」に対し、こちらのほうが見応えは多分にあったと思う。
第一印象としてはまず作り方が非常に手堅い。良い意味でメインストリーム的というか、無駄な部分をそぎ落とした良質のサスペンスになっている。またクローネンバーグ作品に共通する「肉体の変化」というテーマ(今回は体に経歴書として刻み込まれるイレズミ)に加え、「ヒストリー」で扱われた「生きる術としての暴力」および「アイデンティティの変化」というテーマが非常に巧みに昇華されている。ヴィゴ・モーテンセンが再び主演ということもあって「ヒストリー」の続編的なイメージがある作品だが、あちらで開拓されたアイデアが、さらにこの作品で実を結んだという感じ。そして数々のテーマをすべて担った主人公としてモーテンセンが相変わらず見事な演技を見せてくれる。今回は文字通り身体はってまっせ。ナオミ・ワッツは可も不可もなし。ヴァンサン・カッセル演じるドラ息子はちょっとステロタイプすぎたかな。あとタイトルにも関連している東欧女性の強制売春というサブプロットの、メインの話に対する絡み方がいまいち弱かったような気がする。ラストのナレーションはいらんよな。
クローネンバーグ初の全編海外ロケ(ロンドン)ということもあって、今までの彼の作品ともまた一風違った優れた作品になっている。ちなみにネット上だと「イースタン・プロミス(原題)」という表記が圧倒的に多いんだけど、原題なら「イースタン・プロミシーズ」と表記すべきじゃないか?細かいことですが。
「ブレードランナー」のファイナルカット版発売記念に、こんなのを作ってみた人がいるらしい。
本当はこんなやつを作りたかったんだが、どうも全然違うものになってしまったらしい。

BBC Fourのドキュメンタリー番組「In Search of Steve Ditko」を鑑賞。スティーヴ・ディッコ(ディトコ)といえばスパイダーマンの原作者の一人として日本でもそれなりに知られたコミック作家だが、昔から大のプレス嫌いでインタビューは一切行わなかったし、彼の写真も4〜5枚しか存在せず、当然コンベンションにも顔を見せたことがないという徹底的に謎めいた、ピンチョンやサリンジャーのような存在なんだよね。この番組はコミック・ファンとして知られるジョナサン・ロスがディッコの業績や影響について語り、業界の有名人にインタビューしながら彼の素性を追求していくというもの。ジョナサン・ロスといえばもはやベテランの域に達したTVパーソナリティーだが、こうした番組を作ってくれるのは嬉しいよな。
そしてロス自身がインタビューしていく面子がなかなか凄い。ジョー・ケサダにマーク・ミラー、アラン・ムーアにニール・ゲイマン、ジョン・ロミタ、ジェリー・ロビンソン(ディッコの師匠だったのか!)、そしてもちろんスタン・リーなどなど。彼らの証言によって、スパイダーマンやドクター・ストレンジ、ミスターA、クリーパー、ホーク&ダヴといった人気キャラクターの誕生の裏側が明かされていくほか、突然マーヴェルを去った理由や、アイン・ランドのオブジェクティヴィズムへの傾倒、スパイダーマンにまつわるスタン・リーとの葛藤などが語られるのは非常に興味深い。
さらにロスはディッコの住所をつきとめ、ニール・ゲイマンとともにニューヨークに渡ってディッコのアパートに押しかけてしまう!さすがにカメラを持ち込むことはできなかったが、20分くらい話して結果的にはいい友達になれたんだとか。すげえ。我々視聴者がディッコの姿を見ることができなかったのは残念だが、彼の偉大さについてうまく解説した良質の番組だったと言えよう。