「ALIENS IN AMERICA」鑑賞

THE CWの新作シットコム「ALIENS IN AMERICA」をiTunesストア経由で鑑賞。SFっぽい題名だが、ここでいう「ALIEN」とは外国人のこと。ウィスコンシンに住むいじめられっ子のジャスティンの家庭に、交換留学生としてムスリムのパキスタン人であるラジャが住むことになり、ジャスティンは学校でさらに居心地の悪い立場におかれるものの、すぐに2人のあいだには友情が芽生えて…といった設定の作品。ラジャを見てうろたえる周囲の人々の姿がなかなか笑える。全体的な雰囲気は「マルコム・イン・ザ・ミドル」に似てるかな。ジャスティンのナレーションが多すぎる気がするけど。

まあ「政治的に正しい」内容を保ちつつも、どこまでエッジの効いたコメディにできるかが今後の課題だな。本国の掲示板とかではムスリムの描写よりもウィスコンシンの描写のほうが論議になっているみたいですが。こういうテーマの作品には頑張って欲しい反面、21世紀になってもまだ「異なる文化のズレ」で笑いがとれるってのはなんか悲しい気もするのです。

「Futurama – Benders Big Score」トレーラー


来た!20世紀フォックスをボロクソにけなしてるのが笑える。
完成したシーンをとりあえずつなぎあわせたような、ちょっとノリの悪いトレーラーなので、本編はもっといいもんを期待してまっせ。

それにしてもフォックスが打ち切ったシリーズって「Family Guy」や「Futurama」(あと「Firefly」)と復活が続いているので、「Arrested Development」も復活してくれるといいな…。

「AMERICAN MOVIE」鑑賞

「素晴らしき映画野郎たち」こと「AMERICAN MOVIE」をやっと鑑賞。ウィスコンシンに住むアマチュア映画監督のマーク・ボーチャートが、何年もの時間と労力をかけてホラー映画を作ろうとする姿を追ったドキュメンタリー。

田舎者まるだしの訛りでしゃべるボーチャートが、誰も映画なんて観ないような小さな町で予算とスタッフをかき集め、何度も障害に出くわしながらも自分なりに目標を持って映画を作ろうとする姿は、最初のころはとても微笑ましい光景に見えるのですよ。それがいつまでたっても本人の変なこだわりによって製作が進まず、幼い子供を3人も抱えてるのに老齢の叔父に予算を無心し、母親や恋人にカメラを回してもらいつつも一向に作品が完成に近づかないのを見てると、自分のはかない夢のために周囲の人を犠牲にするのはどこまで許せることなのか、そもそもボーチャートは熱意がカラ回りしてる「痛い人」なんじゃないかという気がしてしまう。彼がようやく完成させた映画「THE COVEN」を観てみたけど、雰囲気の醸し出し方とか撮影テクニックとかはそこそこの出来になっているのに、ボーチャートの性格そのまんまな偉ぶった台詞が延々と続いているおかげで非常に間延びした意味不明の内容になってしまっていた。あれが5分ほどの作品だったらリチャード・カーンくらいの出来にはなってたかもしれないのに。

まあでも以前にカナダの映画教室で「PROJECT GREENLIGHT」を観たときにも思ったけど、破綻している製作現場ってのは端から見てるととても勉強になりますね。とりあえずこの映画を観て感じたのは、いつまでも完成しない傑作よりも完成した駄作のほうがビジネス的には何十倍もマシだということと、フィルムを使った編集はするなという点ですかね。ファイナルカットとかに慣れた目で見ると、あのフィルムを切って貼って…という編集作業はえらく原始的なものに思えてしまう。

一人のライミやスピルバーグやケヴィン・スミスの裏には、きっと1000人くらいのボーチャートがいるんだろうな。そして彼らが成功するためには何が必要かというと、どうも才能とかコネとかの前にまず「運」が必要なんだという気がしてしかたないのです。

「MOONLIGHT」鑑賞

秋の新作ドラマ「Moonlight」をiTunesストアから鑑賞。

1年に1本くらいは出てくる「吸血鬼もの」のドラマなんだけど、LAを舞台にした吸血鬼の私立探偵って「エンジェル」そのまんまの設定じゃん!主人公が輸血用の血液で飢えをしのいでるとことか、怒った時だけ牙をむいて吸血鬼化するとことか、もうクリーシェだらけで話の展開がパターンにはまりすぎ。独りよがりなナレーションも使われすぎてて非常にうざったい。本当になんで今になってこんな作品をつくったんだろう。本国でも酷評されてて、早くも打ち切り候補に挙げられてるみたい。吸血鬼もののドラマも、そろそろ定石破りの作品が出てこないと厳しくなってきたな。

それにしても白昼を平気で出歩く吸血鬼というのはズルいと思う。