「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」鑑賞

近所のなんちゃってIMAXで3D鑑賞。ハイフレームレートではないはずだが、キャラクターがヌルヌル動いていたような。感想をざっと。ネタバレ注意。

  • 面白いかどうかと訊かれたら、普通に面白いと返せる作品。前作のあとにワラワラと出てきた「後付け3D」にしている映画と違って、最初から3D上映することを緻密に計算して撮影していて、光の当て方などもそこらの作品と全く違う。ストーリーの拙さを映像美で十分すぎるほど補っており、3時間のアトラクションを2000円ちょっとで楽しめる、と割り切っても良いのでは。
  • 普通の映画とは一線を画した異世界の雰囲気を作り上げることに成功していて、特にCGのクリーチャーが多く出てくる前半なんかはNHKの科学ドキュメンタリーまがいの出来になっているけど、そうした映像で映画を一本作ってしまったのは普通に凄いと思いました。
  • 逆に言うと劇場で3Dで観てなんぼの作品なので、後で自宅のテレビとかで観たら感想は大きく変わるだろうな。劇場で再度観たとしても、途中のクジラとの交流シーンとかはかなり冗長に感じられるかもしれない。
  • 前作が13年前だっけ?話の内容はまだしもキャラクターの名前とか覚えてないがな。人間側のほうは顔を見れば誰だったか分かるものの、ナヴィのほうになると顔の見分けがつかず。そんなに登場人物が多くないのが救いですが。
  • ストーリーは予告編で見当がついた通りだったが、まあ肝心なポイントは抑えているのでいいんじゃないですか。クオリッチが復活したことを主人公が完全にスルーしてたのには驚いたが。彼がナヴィの体を得て復活したことを、ジェイクが知る場面ってなかったよな?あと地球人、移住を考えるなら外気が呼吸できる惑星に行った方がよいと思うぞ。
  • あとこういう作品だと、戦力的に劣勢な原住民側が賢い戦略を駆使して侵略者側を撃退するのが快感だったりするもんだが、今回はなし崩し的に最後の戦いが始まったのがちょっと残念でした。地球人側も失ったのは捕鯨船一隻だし。
  • 前作に比べて人間側のキャラクターが圧倒的に少ないが、CG処理を施した顔でも感情がしっかり読みとめる。言っちゃ悪いがサム・ワーシントンなんて地の顔のときよりもいい演技してるんじゃないの。逆に人間のスパイダーの演技がショボく見えるほどだった。
  • 登場人物をほとんどCGにして、自分の趣味の海洋ネタをぶっ込んできて、住んでるニュージーランドで撮影して、クジラとの交流シーンに長い時間を割いて、凄まじい制作費と時間を費やして、もうジェームズ・キャメロンが好き勝手やった作品なんだけれども、それでも純粋に楽しめる作品に出来上がっていることに我々は単純に感謝すべきなんでしょう。とにかく劇場で3Dで観た方がいいよ。