出張中

またおフランスより。
いちおうリゾート地のようなとこなんだが天気は悪かったりする。

行きの飛行機ではゴミ映画を2本観た。まずは「地球が静止する日」で、何の理由でリメイクしたのかまったくもって不明な作品。感情のないエイリアンに仏頂面のキアヌ君を持ってきたのは分からなくもないが、いかんせん表情のない主役というのは観ていて退屈。ジェニファー・コネリーも相変わらずの「困ったママさん」という表情をしてるだけだし。脇役にもジョン・クリーズとかキャシー・ベイツとかカイル・チャンドラーとかいい役者を使っておきながら、みんな芸を殺すような役回りにしているのが最悪。あとオリジナルではあれだけ重量感があったゴートが、今回はサイズがデカくなっているくせにやたら軽く感じられる。ああいうのを観ると、CGが映画をつまらなくしているというのを実感しますね。

で次は日本未公開の「マックス・ペイン」。原作のゲームってよく知らないんだけど、何をやりたいのかまるで分からない作品。スーパーナチュラルなものかと思いきや全然そうでもなくて…。マーキー・マークはキアヌ同様に表情がいつも一緒だし。いくら薬でハイになっているからって、至近距離から撃たれて死なないというのはズルいよなあ。あとここ半年でオルガ・キュリレンコの出てる作品を3本観たけど、みんな「ワンピースを着た、淫らそうで実は筋の通ったねーちゃん」という役回りなのは何故なんだろうか。

こんな映画を2本観るよりも「チェンジリング」を観ればよかったと至極後悔。

出張

最近あまり更新してなくて恐縮ですが(だって書くネタがないんですもの)、また1週間ほど海外出張が入ったので更新がおろそかになります。出先で時間があれば何か書くかも。無線LANが使えるはずなのでiPod touchにwordpressのアプリを入れてみようかと思ったけど、面倒そうだからやめた。

北の将軍様がぶっ放すというアレに、帰りの飛行機がぶつかったりしないかとちょっと心配ではある。

コルベアーの例のやつ

ちょっと前に紹介したNASAの宇宙ステーションが名前を募集してた件、見事「スティーブン・コルベアー」が1位の得票数を獲得したらしいぞ!

でもあくまでも最終的な命名権はNASAにあり、モジュールの1号「ユニティー」と2号「ハーモニー」に見合った名前を選ぶということなので結局は無難な名前になりそうな気がする。宇宙に浮かぶ「コルベアー号」なんていい響きだと思うんだがなあ。

「バトルスター・ギャラクティカ」最終回

ついに来たよ最終回。「AVクラブ」では「C」なんて低い評価を得ていたために覚悟して観たんだが、なに、素晴らしい最終回ではありませんか!

すべてを解決するために文字通り「機械仕掛けの神」を持って来たのには賛否両論あるだろうが、変に曖昧な終わり方をするよりかは満足できるかと。スターバックのアレはよくわかりませんが。特に前半は息もつかせぬ展開の連続に圧倒される。それに比べると後半は確かにダレ気味で、特に最後の「XX年後〜」のところは不要だったかもしれないけれど、すべての登場人物が収まるべきところに収まっていったのに文句はありません。

これで5年以上にわたる長い旅が1つの終着を迎えたわけで、テレビ史上に残る大傑作SFシリーズを作り上げたスタッフとキャストには、おつかれさまと言ってあげたい。このあともシリーズの「CAPRICA」やTVムービーの「THE PLAN」などによって「ギャラクティカ」の物語は紡がれていくわけだが、今回ここまできちんとした形で話が終わってしまうと、今さらプリクエルを作る必要はないような気もするけどね。でもこのシリーズ以上に素晴らしいものが出来上がることに期待しよう。

あとあまり関係ないけど、SCI-FIチャンネルってSF番組のみというイメージから脱却するために名前を「SYFY」に変えるんだって?なんかオタクが無理して流行のファッションに身をつつんでカッコつけてるような、悪あがきのようなものを感じてしまうのです。

スティーブン・コルベアー対ニール・ゲイマン

コルベアーの言うことをゲイマンがすべてさらっと受け止めてるせいか、意外と地味な展開であった。しかしゲイマンって老けないね。

俺はお上の給付金が出たら「The Graveyard Book」を買おうかと考えてるのです。