ジャパンプレミアで観てきたのだよ。いやー最高。オタクの恍惚ですな。ロボットアニメを観て育った世代にとって、これは外せないだろという話のツボをすべて押さえているという大変素晴らしい作品。文句のつけどころは殆どないのですが、気になったところをあえて挙げてみる:
・登場する巨大ロボット「イェーガー」のうち、ジプシー・デンジャーが主人公機のためかいちばんクセがなくて逆に物足りなかったりする。俺の好みは3人乗りのクリムゾン・タイフーン(上の画像)だな。ちょっとしか活躍しないけど。
・イェーガーの武器でいちばん強いのって、実は冷却ガスじゃないか?
・怪獣のデザインが「ヘルボーイ」のスピンオフコミック「BPRD」に出てくるモンスターに似てるな、と思ったら「BPRD」のガイ・デイビスがコンセプトアーティストとして関わっているのをクレジットで見つけて納得。
・怪獣の登場シーンはテロップつけて欲しかったっすね。「さそり怪獣 オータチ」といった調子で。
・ライバルのオーストラリア野郎のキャラが主人公とかぶってるのが勿体ない。あれはドーベルマンを飼っている、キザでニヒルな長髪という役にしてほしかった。
・いちばんいい役どころはストリンガー・ベル長官がすべて持っていっています。主人公たちは残り物にありついている感じ。
・菊地凛子の他の映画って観たことがないのですが、あれが地の英語力になるの?
・去年の「ダークナイト・ライジング」に続き、バーン・ゴーマンが夏の大作に出ているのが「トーチウッド」のファンには嬉しいこってす。
・そして謎の「由美子剣」!
本来ならば日本人が作らなければならなかった作品を、メキシコ人が作ってしまったことに我々は深く感謝すべきであろう。この作品の良さが毛唐どもには分からなかったらしく全米の興行成績は苦戦してるらしいが、日本のオタクどもよ、夏休みを返上してでもこの映画を観にいけ!俺も金払ってまた観に行くよ!