今年は別に不作の年でもなかったが、無理して10本を選ばずに5本に絞ってみました。観た順で順位は特につけません。
「ゼロ・ダーク・サーティ」
そのモラルの闇を見つめるさまは決して居心地が良いものではないが、ラスト30分の襲撃シーンの重々しさは見事だった。
「Upstream Color」
いや、実のところ何を言いたいのかよく分からないんですけどね、でもその映像美と世界観が良いなあと。
「パシフィック・リム」
娯楽映画としてはこれが今年のベストでしょう。
「Escape From Tomorrow」
ディズニーランドでゲリラ撮影したというギミックだけが強調されがちだが、撮影は意外なほどしっかりしているし、ウルトラQ的な幻想に浸れる良く出来たファンタジー。
「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!」
3部作のなかではいちばん弱いような気もするが、それでも今年のコメディのなかでは圧倒的な入念さをこめて作られていた。細かいネタを見落としたいずれまた観ます。
他には「フライト」「セブン・サイコパス」「ホーリー・モーターズ」とかが良かったかな。一方で世間的の評判の高い「アルゴ」「ゼロ・グラビティ」「Frances Ha」などはさほどでもなかったかと。「The Act Of Killing」が年内に観られなかったのが残念。一方で見逃している作品もたくさんあるわけで、そこらへんは悔い改めながら後日機会があるときに観ていきます。