「ウルフ・オブ・ウォールストリート」鑑賞


ネタバレにならない程度に軽く感想を:

・ディカプリオ、やるじゃん!今まではシリアスな大作ばかり選んでいて演技の幅がえらく狭いような印象があったけど、今作では吹っ切れてコミカルな演技に徹し、役者としての新境地を開拓している。やはり「ジャンゴ」の演技が役立ったのかな。今までは必ずしも好きな役者ではなかったが、これならアカデミー賞穫っても納得かと。あの丸くなった輪郭でコメディを演じるとセス・マクファーレンにしか見えないという致命的な欠点には目をつぶろう。

・ジョナ・ヒルもいい感じ。もともと彼への期待値が低かったというのもあるけど、入れ歯つけた熱演を見せてくれる。彼は自分が主役やったり製作やると大抵ツマらないのですが、こういうサイドキック役を演じると巧いよね。ちなみにイーサン・スプリーのセリフが殆どないのはキャラがジョナ・ヒルとかぶるからだろうか。

・3時間の長尺とはいえ、テンポの良い演出と編集のおかげで、あまり中だるみせずに最後まで楽しめる。あの90年代的な絶妙なサントラはスコセッシが選んでるのだろうか、それともロビー・ロバートソン?

・意外なところでロッキー青木の名前が出てきて失笑。あの役をデヴォン青木に演じさせればよかったのに。

・なんかこういう映画にボカシ入れるのって野暮だよねえ。ジョナ・ヒルのチンコはニセモノ(小道具)だそうです。

・「The Equalizer」って「ザ・シークレット・ハンター」って邦題で日本放送されてたのか。

・食べ物が喉につまったときはハイムリッヒ法がいいんじゃないかなあ。

この動画でだいたいのあらすじが分かります: