「THOSE WHO KILL」鑑賞


A&Eの新作刑事ドラマで、デンマークの作品のリメーク。なんか北欧の人たちって「キリング」とか「ザ・ブリッジ」とか陰惨な刑事ドラマばかり作ってるような気がするのですが、暗くて寒いところに住んでるとそういう気性になるのでしょうか。

ピッツバーグ市警の警部であるキャサリン・ジェンセンは、工場で発見された変死体がシリアルキラーの犠牲者であることを見抜き、犯人を捕まえるために犯罪心理学者のトーマス・シェイファーの手を借りることにする。犯人の手がかりをつかんで新たな犠牲者が出るのを防いだ2人だったが、犯人には逃走され、さらにその後にはキャサリンが捕まってしまい…というような内容。

まあ典型的な猟奇犯罪ものかな…ケーブル局の番組なので描写はちょっとグロいです。犯人の猟奇性というよりも主役2人のメンヘラぶりに重きが置かれているようで、トーマスは事件解決を忘れて犯罪者の心理に没頭してしまうし、キャサリンは過去のトラウマを抱えているために振る舞いがちょっとサイコさんぽかったりする。今後は2人の過去が徐々に明かされていく展開になるのかな?心にトラウマを抱えた者がシリアルキラーの心情を理解できる、というのが作品のテーマなんだろうけど、その割にはキャサリンはあまり敏腕ではないような…犯人に2〜3回くらい裏をかかれていたぞ。

キャサリンを演じるのがクロエ・セヴィニー。だんだん彼女は体格が立派になってってますね。トーマスを演じるのがイギリス人のジェームス・ダーシーで、彼ってポール・マッガンに似てるな。あとはブルース・デイビソンが今後のエピソードに出てくるみたい。

今後の展開次第では面白くなるかもしれないが、第1話を観た限りでは他の猟奇もののTVシリーズと大差ないかもしれない。地上波ネットワークでも「ハンニバル」が高い評価を得ていることを考えると、もうちょっと頑張らないといけないと思う。

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