過去に2〜3回打ち切られた「フューチュラマ」がまた帰ってきた!
といっても残念ながらシリーズがまた始まる訳ではなく、これは「シンプソンズ」におけるクロスオーバー的エピソード。「シンプソンズ」はこないだ「ファミリー・ガイ」ともクロスオーバーをやったのでギミックにばかり頼ってんなあ、という気はするもののプラネット・エクスプレスの面々がまた拝めるのは嬉しいこってす。
雷雨の夜にシンプソンズ家に現われた侵入者、それは31世紀からやってきたベンダーだった。ビール好きなことで彼とすぐに意気投合するホーマーだったが、実はベンダーの指名はホーマーを殺すことだった。しかしベンダーはそれに従えず、代わりにリーラやフライたちが過去にやってくる。実は31世紀のニュー・ニューヨークはホーマーのDNAを持った怪物たちに占領されており、壊滅状態なのだという。その原因を調べることにしたシンプソン一家とプラネット・エクスプレスのクルーたちだったが、怪物たちがタイムマシンを破壊したことで今度は皆が31世紀に行ってしまい…というプロット。
まあ「シンプソンズ」の黄金期(3〜8シーズンあたり)に比べるとジョークの密度も薄くなってて、ネタもベタになってはいるんだけど、記念すべきエピソードとして大目に見てあげましょう。「フューチュラマ」の主要キャストはみんな出演していて、ファンズワース教授とプロフェッサー・フリンクのマッドサイエンティストのコンビとか、通常はハロウィン回にしか登場しないカングとコドスがオミクロン星の大王様に出会ったりと、クロスオーバー回ならではの貴重なシーンが出てくるぞ。あとはバーンズ所長とマムの面会シーンとかがあれば完璧だったかな。フライの忠犬シーモアとか、「30世紀フォックス」のロゴなんていう小ネタも見逃せない。
実のところフォックスは「シンプゾンズ」をそろそろ終了させて、「フューチュラマ」をまた復活させるべきだと勝手に考えてるのだが…ダメですかね?