「DEAR WHITE PEOPLE」鑑賞

Dear White People
昨年のサンダンスでちょっと話題になったコメディ。

舞台となるのは名門校のウィンチェスター大学。そこの生徒たちは大半が白人で、黒人の生徒たちは1つの学生寮に集まって生活していた。そしてカレッジ・ラジオの番組「Dear White People」のDJとして、人種について煽ったコメントをして話題を呼んでいたサマンサは、学部長の息子であるトロイを選挙で破って学生寮の寮長に就任する。そんな彼女にライバル心を抱くユーチューバー(のようなもの)のココや、大学新聞のために記事を書くことになったライオネルといった生徒たちも話に絡んでいき、やがて理事長の息子である白人のカートが、黒人をテーマにしたハロウィーンパーティーを計画したことで物事は加熱していき…というような内容。

低予算映画ゆえか、知ってる役者はデニス・ヘイスバートくらいか。あとライオネル役のタイラー・ジェームズ・スミスって「Everybody Hates Chirs」で子供時代のクリス・ロックを演じてた人か。いつの間にか大きくなったのう。

アメリカの映画やテレビ番組をいろいろ観ていても、あちらの大学のフラタニティとか学生寮の仕組みっていまいち理解できないのですが、「アニマル・ハウス」みたいな和気あいあいとしたものとは限らず、こないだもオクラホマ大学での差別的な行為が発覚したりして、むしろ学生のアホさが助長される温床になっている、との批判も最近は強いみたい。この映画における「黒人」パーティーも実際に行なわれたものがモデルになっていて、エンドクレジットでは黒人の格好をした白人の学生たちの写真がいろいろ紹介されていた。

そういう意味では非常にタイムリーな作品であるはずなのだが、いかんせん出来が…。ゆる〜いジャズとヒップホップに乗って学生たちの生活がゆる〜く描かれている場面ばかりで、話の終盤に向けてのテンションがまったく上がらないのですもの。ストーリーをチャプター分けしたり、キャラクターに洒落たことを喋らせているものの、なんか頭でっかちになっていて、典型的なサンダンス映画みたいだと思わざるをえない。予告編を観た感じではもっと勢いのあるコメディだと思ってただけに、内容の緩さがどうも残念。

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