ネタバレにならないように感想をざっと:
・「新起動」といいつつも初代「ターミネーター」(あとちょっと「T2」)のストーリーをかなり踏まえた内容になっていて、あれ観てないと話がよく分からないかも。そこらへん不親切といえば不親切。
・タイムトラベルもので何本も続編を作れば当然ながら時代設定が破綻してくるわけで、複数の時間軸が存在するのなら過去に戻って歴史を修正する意味がないんじゃね?改変されるのは自分がいるのとは別の時間軸になるということで。まあそれにツッコむのは野暮でしょうが。
・ジョン・コナーの正体とかをトレーラー(しかも本国の)でしっかりとバラしてくれたおかげで、話の後半まではそれなりに予定調和で話が進む。これに関連したわけではないだろうが、未来の展開を知っているキャラクターが多いのため、なんか話の展開がちょっと安直なところがあるんだよな。
・外側の皮膚は人間と同様に老けるんだそうな。あーそうですか。
・エミリア・クラークが場面によってはリンダ・ハミルトンに似てるように見えるのは意外だった。一方でジェイ・コートニーのアクション顔はニコラス・ケイジに似てきた。
・「ドクター・フー」ファンの諸君、マット・スミスの活躍を期待してはいけないよ。
・病院から逃走するときはクツを履こうね。3人で車に乗るときはバスよりも小さい車に乗ろうね。
・エンドクレジット途中に短い映像シーンあり。でもストーリーの大きな謎が最後まで説明されない、というか放棄されている。
・シュワちゃんは毎度ながらシュワちゃんだし、アクションもさほど悪いわけではないものの、じゃあ作る必要があった映画かというとちょと悩んでしまう。タイムトラベルの要素さえもなかった「ターミネーター4」に比べるとずっとマシだけどね。
・アメリカでの興行成績がパッとしてないので続編は当分ないだろ…と思いきや、IMDB情報によると2019年に権利がジェームズ・キャメロンに戻ってしまうため、それまでにもう2本製作する話が進んでるのだとか?シュワちゃん年齢大丈夫か?俺は初代しか認めてない原理主義者ですが(「T2」も余計だったと思う)、タイムトラベルものの続編を作り続けるのはやはり無理があるだろうと思わずにはいられないのです。