Syfyの新シリーズで、レジェンダリー・ピクチャーズのテレビ部門が製作したもの。日本では未訳(だよね?追記:翻訳あるようです)のSF小説シリーズをもとにしているらしい。
舞台は23世紀。地球は国連によって統治され、その一方で植民された火星は軍事的な別の政府によって管轄されていた。そして資源の調達は小惑星帯の炭鉱夫たちによって行われていたが、彼らはその過酷な労働条件に不満を抱いており、地球と火星と小惑星帯の三者は緊迫した関係にあった。そんななか小惑星帯のコロニーに勤めるミラー警部は、行方不明になった大富豪の娘を探すという極秘の任務を与えられる。そして遠くでは小惑星の資源を運ぶ宇宙船カンタベリー号が難破船に遭遇し、調査に赴いたホールデン副長たちの眼の前でカンタベリー号が何者かによって破壊されてしまうのだった…とかいうあらすじ。
第1話だとミラーとホールデンは出会いもしないのだけど、今後はこの両者の話が錯綜し、大きな陰謀が明らかになっていく展開らしい。あと異星人が絡んでくる内容になるのかな?
劣悪な生活環境のコロニーと宇宙船のなかで話が進んで行くため、未来の話とはいえ画面も雰囲気も暗いです。「ギャラクティカ」よりも暗いな。急速反転する宇宙船の描写とか面白いものはあるのだけど、画面が暗くてあまりよく見えないのが勿体ないかも。
ミラー刑事を演じるのがトーマス・ジェーンで、ホールデンを演じるのがスティーブン・ストレイト。あとはチャド・コールマンなんかが出演しています。
まあダークな宇宙SFとしてはありがちな内容だし、第1話の話の展開が遅いために今後どうなるかいまいち分かりにくい点があるものの、Syfyとしては久しぶりのストレートな宇宙ものだし、今後もっと奥が深くなっていくことにきたいしましょうか。