第1話が高い評価を受けているNBCの新シリーズ。確かに面白かった。
話の主人公となるのは5人の男女で、肥満に悩む女性と、その双子の弟で役者の仕事に疑問を抱いている男性、自分を赤ん坊のときに見捨てた父親を見つけて対面する黒人男性、そして子供の出産のために病院へ運び込まれる夫婦。彼らはみな同じ日に36歳の誕生日を迎えており、それぞれの悩みを抱えながらも生きていこうとする姿が描かれていく。
5人(というか2組と1人)の人生は絡み合うようで全く絡み合わずに話が進んでいくわけだが、誕生日が同じということでスピリチュアルなつながりがあった、みたいなティム・クリングあたりが考えそうな展開になるんじゃないかと懸念してたんですね。そしたら全く違って、まるで予想していなかった、しかし完全に腑に落ちる事実が明かされて彼らのつながりが最後に明らかになり、「おおっ!」と感心してしまいましたよ。
監督と脚本は「ラブ・アゲイン」の人たち。出演者はマンディ・ムーアを除けば殆ど知らない人たちだが、それが登場人物の一般人っぽさに貢献しているかと。
問題は第1話で完璧にオチをつけてしまったことで、じゃあこの後の展開がどうなるかがよく分からないのですね。家族ドラマなのかラブストーリーなのか、どういう方向に話は進んでいくのか。あまり奇をてらった展開も望めないだろうし。
でも何にせよ第1話はとてもよくできた短編映画を見ているようで楽しめましたよ。小説でもああいったオチはうまく描けないんじゃないだろうか。映像の力をフルに生かした内容になっているというか。本国での人気もこれからどうなるか分からないし、日本でも放送されるかは全く不明だけど、機会があれば第1話は見ておく価値がある作品。
After 35 years of service, LeRoy retired as foreman, from the Highway Department in 1996 priligy tablets