「マイティ・ソー バトルロイヤル」鑑賞


邦題は大目に見るとしても、字幕まで「Contest of champions」を「バトルロイヤル」と訳さなくてもいいんじゃないですかね?以下はネタバレ注意。

・変に力が入って中途半端な出来だった前作から、もっと娯楽路線になって良かったんじゃないですか。初日はお客さんたくさん入ってて、あちこちのシーンで笑いが漏れていたし。

・いままでのMCU映画にありがちだった、今後の作品のために伏線を貼るようなことはなくて、むしろ回収していってる内容か。「AOU」でハルクが最後どうなったかなんて覚えてなかったので、こういうのは有難い。でもこの作品のなかでは結構な天変地異が起きているわけで、これ観てない人は「インフィニティ・ウォー」で困惑したりしないだろうか。

・宇宙が舞台ということもあり、ノリは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」に近い。観ているときは楽しいんだけど、じゃあアメコミ映画として画期的な作品かというとそうでもないのも、あの作品に近い。まあ娯楽映画として割り切ってしまえばいいんだけどね。勝つ方が分かりきっている戦闘シーンを派手にやる必要はあったのかな、とも思うが。むしろいちばん最後の二人の格闘をもう少し入念にやってほしかった。

・出演者、特に脇役のレベルが高いところで「ガーディアンズ」よりも出来のいい内容になっている。ヒドルストンは相変わらずの演技力だし、相変わらずやる気のなさそうなアンソニー・ホプキンスは置いておいて、ジェフ・ゴールドブラムが特に良かった。劇中劇の豪華なカメオ陣はまったく気づかなかったよ!ちなみにソーがイギリス英語を使ってない一方で、バルキリーやヘラがイギリス訛りで話すのは何故なんだ?

・トレーラーでも確認できるのでネタバレではないと思いますが、ベータ・レイ・ビルは顔だけ彫像で出てますね:

・みんなこれでタイカ・ワイティティ監督の作品が面白いと思ったら、日本では配信オンリーの憂き目に遭っている「ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル」も観ような!いい顔のおばさん女優レイチェル・ハウスも出てるよ。

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