米ヴァリエティ誌に「VHSテープの追悼記事」が載っていた。孤独な死を迎えたんだとさ。
おふざけ記事に反論すんのも何だが、俺はちょうど新しいビデオデッキを購入しようかと考えていたわけで、まだまだVHSだって捨てたもんじゃないと思うんだけどね。確かにDVDに慣れてしまうとあのサイズがやたらデカく感じられるし、カセットテープや8トラックに比べて愛着の感じられない無愛想なメディアではあるけれど、まだDVD化されてない映画って意外と多いし、たとえDVD化されていても近所のレンタル屋にVHSしか置いてなかったら、そいつを借りて観れば安上がりだと思うんですけどね。あと最近はDVDが完全に普及したおかげで古本屋なんかでは中古ビデオが200円くらいで投げ売りされてて、そこから意外な掘り出し物が発見できたりするのも面白いといっちゃ面白いんだが。
まあいずれは駆逐されていくメディアなのだろうけど、今の段階で死んだとみなすのは、マーク・トゥエインの言葉を借りるなら「私が死んだという報告は、えらく誇張されたもんです」ということなんじゃないの。