「WHITE COLLAR」鑑賞

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「名探偵モンク」や「バーン・ノーティス」など、サクッと観て楽しめる作品の多いUSAネットワークの新作。天才的詐欺師で泥棒のニール・キャフリーが、出所まであと数ヶ月というところで刑務所から脱獄した。彼の元恋人に何らかの危険が迫っていると感じたためなのだが、既に元恋人は姿を消しており、キャフリーは以前に彼を逮捕したFBIエージェントのピーター・バークに再び身柄を確保される。しかしバークは謎の犯罪者「ダッチマン」を追っているところであり、キャフリーはバークに1つの提案を持ちかける。自分を刑務所から出してくれれば、彼の経験と才能をもってダッチマンの逮捕に協力すると。こうしてキャフリーは足にGPS発信機をつけられた形で解放され、バークと凸凹コンビを組んで犯罪を解決しつつ、元恋人の行方を探そうとするのだった…というのが大まかなプロット。

本国では「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」との比較がされているみたいだけど、日本的には「ルパンと銭形」という表現がピッタリの作品。詐欺師の奔放さに頭の固いオッサン刑事が困惑しつつも、微妙な信頼関係を築いて一緒に謎解きをしていく姿は普通に面白い。舞台となるニューヨークの光景もきれいだし、このまま順調に話を重ねていけば日本でも放送される可能性が出てくるんじゃないかな。