ドクター・フー「THE END OF TIME」パート1鑑賞

10代目ドクターの最終エピソードの前半。シリーズ3の最後で死んだかと思われた「マスター」が復活した。ウードたちから彼の復活を知らされたドクターは地球へと急行する。そのころ地球ではドナ・ノーブルの祖父が悪夢に悩まされていた。さらに彼は奇妙な伝言を伝える女性の幻覚を見るようになる。そして地球に戻ったドクターはマスターと対面し、復活時の事故により正気を失った彼を助けようとする。しかしマスターの能力に目を付けた大富豪によってマスターは拉致されてしまう。だがそれら全てはマスターの仕組んだ巧妙な罠だった。大富豪の所有する地球外の装置を使って恐ろしい計画を実行し、ドクターを絶句させるマスター。だがその裏では、マスターでさえも察知できなかった勢力が復活し「時の終わり」をもたらそうとしていた…というのが大まかなプロット。

まあどうしても前半ということで思わせぶりな謎が出るだけ出てきて何も解決されないんだが、それでもジョン・シム演じるマスターが再登場したのは嬉しい限り。今回は頭のネジがちょっと緩んだキャラクターになっているので、前回のような冷徹で頭脳明晰なイメージはないけどね。また全体的に話がとてもシリアスなものになっていてドタバタの雰囲気はないけれど、最終エピソードだし仕方ないか。逆に後半に間抜けなエイリアンが突然出てきたのは興醒めだったな。

そして最後にはティモシー・ダルトン率いる「あの連中」が突如復活して話は後半へ。謎が謎を呼ぶ展開はスリリングで大変結構ですが、ちゃんと話に決着をつけて、次のドクターに話をつなげられるのか?何にせよこういう良質のSF番組がクリスマス特番で放送されるイギリスは羨ましいなあ。日本ではシリーズ3はいつになったら放送されるんすかね。

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