希代の社会派イタズラ集団「イエス・メン」がまたやってくれた! 今回の標的となったのは、あの悪名高きエネルギー会社ハリバートン。イエス・メンは例によってハリバートンのサイトにそっくりなサイトを立ち上げ、ハリバートンの関係者を装ってコンファレンスでスピーチをを行ったらしい。
以前はWTOの講演会で股間から巨大なモニターの生えた「マネージメント・レジャースーツ」を披露した彼らだが、今度はタッコングそっくりの「サバイバボール」なるスーツを登場させ「このスーツは強風や洪水からエネルギーを得られるだけでなく、動物から生体エネルギーを吸い取れるので、どんな災害にも打ち勝てるのです」なんてスピーチを行ったようだ。要するに自然災害も自然破壊もハリバートン様には怖くないんですよ、という皮肉が込められてるわけだが、それを報じた記事が「ハリバートンが地球温暖化を解決」という題名になっているのが実に痛快。こんなパフォーマンスにも容易にダマされた記者とかがいたんだろうなあ。
スピーチの映像がない(みたい)なのが残念だけど、どうもこないだのドキュメンタリーに続いて新たな映画を作ってるみたいだから、また巧妙に大企業の裏をかいていく勇姿を期待しよう。日本でも何かやってくれないかなあ。